au損害保険は、全国の自転車利用者5,670人を対象に利用実態に関する調査を実施、12月20日に調査結果の発表を行った。調査期間は10月28日~30日、回答者数は5,670人、うち内電動アシスト付自転車利用者の1,000人は、性別・年代を均等に配置している。調査方法はインターネットによるアンケート。
まず、全国の自転車利用者5,670人に、保有している自転車の種類を尋ねたところ、「電動アシスト付自転車」と回答した人は17.6%(1,000人)となった。電動アシスト付自転車の年代別の保有率は30代が22.3%で年代別では最も高い割合に。
また電動アシスト付自転車を利用しているシチュエーションを尋ねたところ、「買い物」がトップで83.6%(836人)、次いで「通勤・通学」33.6%(336人)、「子どもの送迎」23.1%(231人)という結果に。年代別のシチュエーションでは、買い物を除くと20代は「通勤・通学」51.0%(102人)、30代は「子どもの送迎」54.0%(108人)に利用している人が比較的多いということが分かった。
電動アシスト付自転車の利用者1,000人に、「電動アシスト付自転車に乗っていて、事故や事故になりそうだった(ヒヤリハット)経験はあるかどうか」を尋ねたところ、「ある」が46.4%(464人)、「ない」53.6%(536人)という回答が寄せられた。
事故やヒヤリハット経験が「ある」と回答した464人に、最も事故や事故になりそうだった具体的な内容を尋ねたところ、約半数の人が「バランスが崩れた」48.7%(226人)という回答に。次いで「急発進した」16.2%(75人)、「スピードが出すぎた」15.1%(70人)と続いた。
なお利用しているシチュエーションで「子どもの送迎」と回答した231人では、ヒヤリハット経験が「ある」が61.5%(142人)と、全体よりも15.1ポイント高い数値になった。この142人のうち、「バランスが崩れた」と回答した方は69.7%(99人)。電動アシスト付自転車は一般的な自転車よりも重量があるため、バランスを崩すと立て直すことが難しく転倒することがあり、子どもの乗降時など重量が加わる時や、段差に乗り上げる時に登り切れずバランスを崩すことも多いと同社は注意を呼び掛けている。