富士急行は、下吉田駅の列車接近メロディを12月22日から地元出身のロックバンド、フジファブリックの楽曲に変更した。あわせてオリジナルデザインのヘッドマークとポスターを掲出した列車を運行開始している。

  • 下吉田駅ホーム上に設置されるパネルデザイン

下吉田駅周辺は、フジファブリックでボーカル・ギターと作詞・作曲を手がけた故・志村正彦さんの故郷。これにちなみ、今回はフジファブリックの中でも代表的な2曲を列車接近音として採用し、河口湖方面は「若者のすべて」、大月方面は「茜色の夕日」を流すこととした。志村さんの同級生である富士急行社員の発案で実現したという。

富士急行線で初の試みとして、メロディへの編曲を行わず楽曲そのものを使い、列車接近アナウンスの後に約40秒、志村さんの歌声と音楽をそのまま放送するという。

  • オリジナルヘッドマークイメージ

これに合わせ、志村さんのプロフィールや楽曲の紹介を記載したパネルを下吉田駅のホーム上に設置。また、今回導入する2曲の叙情的な雰囲気を1枚に表現したオリジナルデザインのヘッドマークを付けた車両を期間限定で運行する。運行期間は12月22日から1月10日までの予定となっている。