クオリティアは12月20日、「オンラインコミュニケーションに関する調査」の結果を発表した。調査は11月19日~22日、週3日以上オンラインコミュニケーションツールを利用する20~59歳の働く男女を対象にインターネットで行われ、1,000名の有効サンプルを集計した。

  • 《コロナ禍前と比較したコミュニケーションの取りやすさ》

    《コロナ禍前と比較したコミュニケーションの取りやすさ》

コロナ禍前と比べてメールの量が増えたか、減ったか聞いたところ、80.9%が「増えた(非常に+どちらといえば)」と回答。

また、コミュニケーションの取りやすさについて、コロナ禍前よりも「低下した(非常に+どちらといえば)」という人は74.8%。さらに、コミュニケーションの質が「低下した(計)」は70.6%、報・連・相(報告・連絡・相談)が「しづらくなった(計)」は63.0%となり、特に、50代で悪化している傾向が見て取れた。

  • web会議で遭遇した思わぬ珍事

    web会議で遭遇した思わぬ珍事

続いて、web会議を利用している人(724名)に対し、web会議での思わぬ珍事(音や映像・画像など)について聞いたところ、43.6%が「web会議で思わぬ珍事に遭遇したことがある」と回答。

具体的には、1位「自宅のチャイム音」(18.2%)、2位「普段の家族の会話」(11.0%)、3位「散らかっている部屋の映像」(8.8%)、4位「子どもが走り回っている映像」(8.1%)、5位「ペットが走り回っている映像」(6.2%)と、参加者の生活感あふれる音や映像が飛び込んでくることに遭遇した人が多いよう。そのほか、「変顔や顔面ドアップでフリーズ」(5.1%)、「家族の怒鳴り声」(2.5%)、「着替えなど準備中の映像」(2.1%)、「爆睡している映像」(2.2%)、「こっそり飲酒している映像」(1.7%)といった回答があがった。

  • 仕事におけるオンラインコミュニケーションあるある

    仕事におけるオンラインコミュニケーションあるある

続いて、「仕事におけるオンラインコミュニケーション」について調査を実施した。「メールあるある」を聞いたところ、1位「メールで誤字・誤変換」(52.5%)、2位「メールでファイルの添付忘れ」(43.9%)、3位「メールを書きかけで送信」(21.2%)という結果に。また、「チャットあるある」については、「チャットで誤字・誤変換」(33.7%)、「チャットを書きかけで送信」(29.9%)、「チャットで大事な内容が他の会話に埋もれてしまう」(7.3%)が上位となり、いずれも、誤字が多い結果に。

一方、web会議では、「web会議終了後の退出のタイミングに悩む」(11.0%)が1位に。次いで、「web会議をすっぽかしてしまう」(7.0%)、「web会議でいいことを言ったのにミュートになっている」(5.9%)と続いた。

  • 仕事におけるオンラインコミュニケーションにおいて、セキュリティに関するミスをしたことはありますか?

    仕事におけるオンラインコミュニケーションにおいて、セキュリティに関するミスをしたことはありますか?

一方、「仕事におけるオンラインコミュニケーション」において、セキュリティに関する「ミスをしたことがある」という人は34.6%。具体的には、「違う相手にメールを送ってしまった」(55.5%)、「メールに違うファイルを添付し送信してしまった」(33.5%)、「メールでパスをかけなければいけないファイルをパスをかけず送ってしまった」(17.9%)、「違う相手にチャットを送ってしまった」(17.6%)、「メールで送ってはいけないファイルを送ってしまった」(11.8%)と、メールに関するミスが上位を独占する形に。

また、チャットでのミスでは、「チャットで送ってはいけないファイルを送ってしまった」(6.4%)や「社外の人がいるグループチャットで社内の機密情報を書いてしまった」(4.3%)がTOP10にランクイン。web会議のミスでは「web会議のURLを違う人に送ってしまった」(4.6%)や「web会議を知らない人に盗み聞き・のぞき見されてしまった」(3.5%)がTOP10にランクインした。