Thinkingsは12月16日、「就職活動中に接点があった企業の採用選考時の対応に関する意識調査」の結果を発表した。調査は11月9日~15日、2022年卒の大学生・短大生・専門学校生356名を対象にインターネットで行われた。

  • 就活中に企業の対応で志望度が上がった具体的な経験

    就活中に企業の対応で志望度が上がった具体的な経験

「就活中に企業の対応で志望度が上がった経験はありますか?」と聞いたところ、74.4%が「ある」と回答。具体的な内容としては、「対応が丁寧・親切だった」(34.0%)が最も多く、「『合否の連絡を●日●時~●時の間にします』という連絡があった上、しっかり守ってくれた」「メールが丁寧」などの声が寄せられ、採用担当者とのやりとりが企業の印象に大きな影響を与えるよう。以下、「連絡が早かった」(20.8%)、合否の理由や面接のアドバイスなどの「フィードバック/アドバイスをくれた」(17.4%)、「学生一人ひとりに興味を持つ真摯な姿勢が感じられた」(9.4%)と続いた。

  • 就活中に企業の対応で志望度が下がった経験

    就活中に企業の対応で志望度が下がった経験

一方、志望度が下がった経験がある学生は56.2%。具体的には、「学生に対する接し方(マナーや話し方など全般の印象)が悪かった」(29.0%)が最も多く、「面接官がエントリーシートすら読んでいなかった」「面接官が面接に遅れてきたのに謝罪もなにもなかった」といった不満の声が。以下、「高圧的・見下した態度を取られた」(21.5%)、「連絡が遅かった・なかった」(20.0%)、「連絡ミスや情報提供(スケジュール連絡・HPでの情報公開など)がずさんだった」(18.5%)と続いた。

  • 企業に大事にしてほしいこと

    企業に大事にしてほしいこと

企業に大事にしてほしいことは何か聞いたところ、「対等に扱ってほしい」(19.7%)がトップとなり、「企業に対応するように、学生への対応も真剣にして欲しい」「企業が学生を選ぶのと同様に、学生も企業を選ぶ権利があるということを自覚してほしい」などのコメントが集まった。以下、「連絡を早くしてほしい/連絡しないことはやめてほしい」(16.9%)、「学生一人ひとりに興味関心を持ってほしい」(16.3%)と続いた。