声優の武内駿輔が、21日に放送された日本テレビ系バラエティ特番『ものまねグランプリ ザ・トーナメント』に初出場で優勝を果たし、生放送終了後に喜びの声を語った。
審査員による採点で決勝に残ったのは、友近、荒牧陽子、山寺宏一、武内の4人。決勝は生放送で視聴者投票が行われ、中森明菜「難破船」を披露した友近が6,405票、中島みゆき「時代」を披露した荒牧が18,911票、さだまさし「関白失脚」を披露した山寺が12,493票だったのに対し、福山雅治「家族になろうよ」「HELLO」をメドレーで披露した武内は77,492票という圧倒的な得票数で優勝を決めた。
『水曜日のダウンタウン』(TBS)の企画「声を操るプロ声優ならモノマネも上手いはず説」で、神奈月のコーチングによって福山雅治のものまねを習得した武内。「今回参加できたのは、神奈月さんのお力添えがあってというか、ものまねをやるきっかけをサポートしてくださったところで、神奈月さんが一番大きい存在なので、神奈月さんに良い恩返しができた結果になったんじゃないかなと思っております。本当に師匠に感謝です」と、まずは神奈月への思いを述べた。
昔からものまね番組を見るのが好きで、顔が似ていると言われたこともあり、「福山です」と一言まねをすることはあったそうだが、歌ネタとしてまるまる1本をやったのは『水曜日のダウンタウン』が初めての経験。「神奈月さんからは声だけじゃなくて、顔の表情の作り方とか、一番はメイクの部分でサポートしていただいて、今回も最後に決勝戦へ上がる前、裏で神奈月さんが来てくださって『ここもうちょっと口角上げちゃおっか』とラインを描いて『じゃ!』って戻っていかれたりとか(笑)、すごくサポートしていただけました」と明かした。
決勝を福山雅治で行こうと決めたのは、「最初に(今回の出演を)ご依頼いいただいたのも、福山さんのネタを関係者の方がご覧になられてということだったので、やっぱり福山さんは仕上げなきゃいけないなという意気込みは、最初から思ってました」とのことだ。
本業は声優だが、「僕の指針・目標は、声優という職業をいろんな人に知ってもらって、我々がやってる仕事の面白さや可能性をいろんな場所で披露できる機会があれば挑戦し続けていきたいなと考えているので、来年も声優という仕事を大事にしつつ、他のことも頑張っていきたいなと思います」と抱負をコメント。
最後に視聴者に向けて、「新顔にもかかわらず投票いただいた方々、見て楽しんでいただいた視聴者の皆さまに大きな感謝を改めてお伝えしたいと思います。皆さまも良いクリスマスを、そして年末年始をお過ごしください。ありがとうございました!」とメッセージを寄せた。