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【この記事のエキスパート】
バイクライター:福田 満雄
バイク免許取得から28年、所有したバイクは20台以上。シンプルでわかりやすい文章を書くライター。複数のメディアで記事を書いています。
2020年8月時点の愛車はBMW F850GSとホンダスーパーカブ110。
一日中バイクに乗っているのが好き。過去には日帰り1,000kmツーリングや、スーパーカブ110で1日450kmツーリングなども。
普段着のズボンやパンツのままバイクに乗っていると、万が一の事故の際、安全面で心配。なので、衝撃から身を守るプロテクター、夜間の視認性を高めるリフレクターがついているバイク用パンツを着用しましょう。この記事では、バイク用パンツの選び方とおすすめ商品を紹介します。
ライディングにはバイク用パンツを使おう
バイク用パンツは、バイクライディングのために作られたアイテムです。生身の状態で乗るバイクのライディングを、より快適にする機能が豊富にそろっています。
雨や寒さ、暑さなどの気候から身を守る機能や、バイクの操作性や自動車からの視認性を高くする機能もあります。
また、バイクは生身の状態で乗るため、自動車よりも事故の場合の衝撃が強くなります。万が一の転倒や事故のときにも、下半身への衝撃を軽減してくれる機能もバイク用パンツにはそなえられています。
バイク用パンツの選び方
バイクライター・福田満雄さんに取材をして、バイク用パンツの選び方のポイントを教えていただきました。機能やデザインをよくチェックすることが大切です。ぜひバイク用パンツ選びの参考にしてください。
身を守るための機能をチェックしておこう
バイクライディングのためのバイク用パンツには、事故や衝撃から身を守るための機能も豊富にそろっています。
衝撃から身を守れるプロテクター内蔵型
生身で乗るバイクは、転倒や事故によって衝撃が体にかかります。また、ライディング中に障害物に体をぶつけてしまう可能性もあります。バイク用パンツには、グローブやライディングジャケットのように、プロテクターが内蔵されているものも多くあります。
プロテクターは膝部分のパッドとして内蔵されているもののほか、好みのプロテクターを入れられるポケットが付いているタイプもあります。
夜間の視認性が高くなるリフレクター付き
光が当たると反射する素材である、リフレクターを付けたバイク用パンツもあります。バイクは自動車よりも車体サイズが小さく、とくに夜間走行時や高速走行時は自動車から見えにくい場合があります。
自動車からの視認性を高めるうえでは、リフレクターは有効です。夜間走行の機会が多い場合は、リフレクター付きのバイク用パンツを検討しましょう。
快適なライティングをかなえる機能をチェック
天候や気候の影響を受けやすいバイクライティングを快適にする機能も、バイク用パンツにはそろっています。
天候の変化にも対応できるはっ水・防水タイプ
ライディング中の急な雨は、衣類が濡れることによる体温低下も招きます。バイク用ジャケットと同じように、はっ水や防水加工のほどこされているバイク用パンツもあります。
雨をはじくため、下半身の濡れや冷え、体温低下も防げます。バイクに乗る機会が少なくても、はっ水・防水機能のあるバイク用パンツはひとつ用意しておきたいアイテムです。
体温調節に便利なベンチレーション
ベンチレーションとは、空気を取り入れられる孔(空気孔)を指します。ベンチレーションを利用すれば、走行中の空気を取り入れて体温調節ができるのが魅力です。夏場や湿気の多い季節にはベンチレーションを開けて空気を取り込めば、蒸れも防いで快適に過ごせます。
ベンチレーションは開閉できるため、寒いときには閉めれば問題ありません。
動きやすいシャーリング加工
シャーリングとは、腰回り、ひじ、ひざなどの関節の動きをスムーズにするための加工です。タイトなシルエット、分厚い素材の多いバイク用パンツは、履くと下半身が動かしにくい、と感じる人も多いでしょう。
シャーリング加工のほどこされているバイク用パンツなら、下半身への適度なフィット感は残しつつも、スムーズに下半身を動かせます。バイクの操作も快適にできるでしょう。
脱ぎ着のしやすいフルオープンタイプ
ぴったりとフィットし、タイトなシルエットであるバイク用パンツは、脱ぎ着に手間がかかるという人も。スムーズに着脱したいときには、フルオープンタイプのバイク用パンツを選びましょう。
フルオープンタイプとは、パンツの側面を大きく開けるため脱ぎ着がスムーズにできるバイク用パンツです。気温調節などでバイク用パンツを脱ぎ着する機会が多い場合なども便利です。
着用する季節に合ったものを選ぶ
気温の影響を受けやすいバイクライディングを考慮し、着用する季節に合ったバイク用パンツを選びましょう。
通気性の高いメッシュタイプは夏向け
気温の高い夏場でも、体への衝撃を軽減するためにバイク用パンツは丈の長いものを選ぶのが重要です。汗をかきやすい夏場は、通気性の高いメッシュ素材のものや、ベンチレーション機能が付いているバイク用パンツを選びましょう。
汗をかいてもさらさらの状態が続き、バイク用パンツが汗ではりつくことも防いでくれます。
電熱線内蔵型なら冬も保温できる
気温が冷たい冬場は、走行中の風もより冷たく感じます。下半身を冷えから守るために、防風性の高いバイク用パンツを選びましょう。急な雨にも対応できるように、はっ水・防水機能があるものを選ぶのも重要です。
また、電熱線(ヒーター)が内蔵されているバイク用パンツもあります。電熱線はバイクのバッテリーから給電して発熱できるため、ツーリングの休憩中に暖を取りたいときにも向いています。
使いまわしがしやすいオールシーズンタイプ
バイクに乗るのは週末のみなど、いろいろなシーンで使い回しできるバイク用パンツがほしいときには、オールシーズンに対応しているバイク用パンツを選びましょう。
幅広い季節に対応しているバイク用パンツのため、1本あれば使い回しはできます。ただし夏用、冬用に設計されたバイク用パンツよりも機能性は劣るため、夏場や冬場長時間使用する場合にはほかの暑さ、寒さ対策も必要になります。
自分の体に合うサイズを選ぶ
快適なライディングのために、自分の体に合うサイズのバイク用パンツを選ぶポイントを解説します。
腰回りはゆったり、足回りはタイトなものを
バイク用パンツは、上半身のインナーを入れたり、脱ぎ着しやすさを重視したりするために腰回りは余裕のあるシルエットやサイズのものを選びましょう。
足回りはバイクの操作性を高めるとともに、パンツの裾が引っかかるのを防ぐためにタイトなものを選びます。ブーツインできるものや、ベルクロなどで足回りをしぼれるものを選びましょう。
がっちり体型の人は大きめサイズを選ぶ
がっちりした体つきの人など、バイク用パンツが履けるか心配な場合には一回り大きめのサイズを選ぶとよいでしょう。バイク用パンツは腰回りには余裕があるものの、足回りはタイトな設計になっている場合が多いです。腰回りは入っても、足回りが入らない可能性もあります。
サイズを確認し、入るかどうか心配な場合はふだんのサイズよりもワンサイズ上を選ぶとよいでしょう。
素材やデザインにも注目
バイク用パンツには、いろいろな素材やデザインが採用されています。素材やデザインにも注目して選びましょう。
普段着のようなテイストのデニム・ジーンズ
デニムやジーンズのバイク用パンツは、見た目は普段着と同じようなテイストが得られるのが魅力です。バイク用パンツを履いたままでも過ごせるため、バイクを通勤に使っている人や、街乗りが多い人にも向いています。
見た目はデニムやジーンズでも、プロテクター内蔵などバイクライディングに必要な機能がそろっています。
ライダーの王道レザー
バイクライダーの王道的なスタイルのイメージが強い、レザー(革)素材のバイク用パンツもあります。
本革のものは使えば使うほど独特の風合いが出る魅力がある一方、水濡れに弱くお手入れがややたいへんなデメリットがあります。本革の高級感のある見た目を楽しめながら、手にしやすい価格でお手入れもしやすい合皮素材のものもあります。
機能性重視のゴアテックスやナイロン
機能性を重視したバイク用パンツを求めるなら、ナイロンやゴアテックス製のアイテムを選びましょう。はっ水性が高く水濡れに強い、引き裂き強度が強いため耐久性が高いのが魅力です。
ゴアテックスはナイロンの一種で、透湿性にすぐれているのも特徴です。雨水からの濡れはもちろん、湿気や暑さによる蒸れも解消して快適に過ごせます。
視認性を高めるならオレンジなどの明るい色
夜間や道幅の狭い場所、高速道路などでの運転機会が多い場合、自動車からの視認性を高めるのも重要です。自動車よりもサイズの小さいバイクの視認性を高めるためには、明るい色のウェアを選ぶ方法があります。
バイク用パンツも、オレンジなどの明るい色のものがそろっています。視認性を重視して選びたいときには、バイク用パンツのカラーにも注目してみましょう。
おしゃれなチノパンやカーゴパンツタイプも
バイク用パンツは、機能を充実させるためにスポーティやアウトドアライクなデザインのものも多くあります。できるだけファッション性を重視して選びたいときには、チノパンやカーゴパンツタイプのバイク用パンツも選択肢となります。
バイク用パンツがカジュアル寄りの印象になるため、街乗りや自分のバイクとコーディネートしておしゃれに乗りこなしたい人に向いています。
女性はレディースを選ぼう
女性でバイク用パンツを探している場合は、レディースラインが展開されているかどうかを確認しましょう。レディースラインは女性の体型に沿ったデザインやシルエットになっているのが特徴です。
自分の体に合うサイズを選ぶことで、バイク用パンツの持つ機能を正しく発揮できます。見た目のデザインだけでなく、自分の体に合うことを重視してレディースラインを選びましょう。
バイク用パンツの人気メーカーやブランドを紹介
バイク用パンツはいろいろなメーカーやブランドから発売されています。メーカーやブランドの特徴をふまえて商品選びに役立てましょう。
幅広いアイテムがそろうラフ&ロード
1982年、横浜で誕生したバイクブランドです。オリジナルのバイク用アパレルやアイテムを豊富に展開しています。デザインから機能性まで、幅広いアイテムがそろっているため、自分の好みのものや重視したいポイントに合うものを見つけやすいです。
手ごろな価格のものから高級感あふれるものまであるため、シーズンに合わせて複数パンツを購入したいときにも向いています。
コストとデザイン性のバランスがよいコミネ
ジャケットやパンツなどのバイク用アパレルのほか、グローブやバッグなどのバイク用アクセサリーも豊富に展開しているのがコミネです。
夏用、冬用など季節に応じて選べるものや、ストレッチのきいたもの、シャーリング加工のものなど履きやすいもの、多くの機能が充実したバイク用パンツがそろっています。手にしやすい価格帯のものもあります。
機能性が高いタイチ
レーシング、モトクロスなどライディングスタイルに応じたアイテムを展開しているブランドがタイチです。バイク用パンツは、春夏用、秋冬用と大きく2パターンを展開。気候に応じた機能性をそなえたアイテムが豊富にそろっています。
ライディングスタイルに応じた機能も搭載されているため、納得の1品が見つかるでしょう。
コラボモデルもあるホンダ
バイクメーカーであるホンダは、バイク用アパレルやアイテムも展開しています。RSタイチとのコラボモデルをはじめとした機能性の高いものから、カジュアルテイストのおしゃれなものまで幅広いデザインがそろっています。
愛車がホンダの場合、バイク周りも同じメーカーで統一したいという人もいるでしょう。ホンダ製のバイク用パンツをシーンに応じて選ぶこともできます。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)