auは12月21日より、Apple Watch単体で通話/データ通信を可能とする「ウォッチナンバー」について、au以外の回線の利用者の加入申し込み受付を全国のau Style/auショップで開始した。

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「ウォッチナンバー」はApple Watchに新たな電話番号を発行し、iPhoneといっしょに携帯していなくてもメッセージ送信/通話/位置情報の共有/音楽再生が行えるサービス。サービス自体は10月18日より提供が開始されていたが、このたびau以外の回線(povo/UQ mobileもau以外の扱い)の利用者の申し込みが可能になった。なおau回線の利用者はiPhoneアプリからの申し込みが可能だが、au以外の回線の利用者は店頭での手続きが必須となる。

本サービスを利用すれば、保護者がiPhoneを持ち、子供にそれと紐付けたApple Watchを持たせることで、Apple Watchを見守りデバイスとして活用する――というように、iPhone回線を持たない家族にApple Watchを利用させることができる。利用の際にはApple Watch単体で持ち歩けるが、あらかじめiPhone回線との紐付けは必要。iPhone1回線につき5台のApple Watchを紐付けられる。

「ウォッチナンバー」を利用するにあたっては、月間データ通信量が250MBで月額385円のウォッチナンバープランに加入することになる。基本料金以外に、国内SMS送信は1通3.3円(受信は無料)、国内通話料(22円/30秒)などが別途発生する。

対応機種は、iPhoneがiPhone 6s/6s Plus以降(iPhone SE第一世代を含む)、Apple WatchがApple Watch Series 4以降。対応OSは、au回線の場合はiOS 14以降/watchOS 7以降、au以外の回線(povo/UQ mobileも含む)の場合はiOS 15以降/watchOS 8.3以降。

Apple Watchの単独利用のサービスとして、auではiPhone/Apple Watchで同じ電話番号を共有する「ナンバーシェア」というサービスも用意しているが、これはiPhoneとApple Watchをひとりのユーザーが利用することを想定しており、その性質上au以外の回線の利用者は申し込めない。