LDH史上最大のオーディション『iCON Z ~Dreams For hildren』の会見が19日にテレビ東京で行われ、総合プロデューサーのEXILE HIRO、プロデューサーのEXILE AKIRA、EXILE SHOKICHI、登坂広臣が取材に応じた。
同オーディションでは未来を担うZ世代の「Z」をキーワードに、新しい世代の才能を発掘する。男性部門をAKIRA、SHOKICHI、女性部門を登坂が担当しており、応募総数は48,000人。現在三次審査が行われ、今後は1〜4月まで合宿審査、5月には日本武道館での最終審査を予定している。さらに、その模様が同局のオーディション番組『~夢のオーディションバラエティー~ Dreamer Z』(毎週日曜21:00〜)で放送される。
コロナ禍でスケジュールのずれなども生じた中、集まった応募者についてAKIRAは「これまでにない逸材の宝庫と言いますか、クオリティ、表現力、将来性というところで素晴らしい可能性に満ちあふれている」と絶賛。SHOKICHIは「僕らの世代だと歌だけ、ダンスだけ、ラップだけと部門を絞ってトライしてたんですけど、時代柄、総合力がある。僕らも1番驚いたところで、歌もラップもダンスも全部トライする方が多かった」と明かし、登坂は「今後発表するコンセプトがあるので、その元でグローバルに活躍できるチームを作っていきたい。そうしたチーム編成だったり、バックアップをしていきたい」と意気込んだ。
総合プロデューサーのHIROは「2006年からオーディションを定期的に開催して、述べ13万人以上の参加者がいて、オーディションはLDHにとって切っても切れない関係」と表し、「ずっと、多くの若い子たちの夢が叶う瞬間を目の当たりにしてきたので、夢を持つ大切さだったり、夢に向かって努力する姿勢だったり、誰よりも感じている自信がある」と語る。さらに「今活躍しているEXILE TRIBEのメンバーがプロデューサーやプロジェクトリーダーとなって、若い子たちの才能を伸ばしていく仕組みを、今回の『iCON Z』で作っていければ」という意図も明かした。
実際にオーディションに関わり、SHOKICHIは「ラップは自分で歌詞まで書いて来なければいけない高度な審査だったんですが、若い方も挑戦してくれていた。12歳の子も、自分の言葉でリリックを書いてきて、それを堂々と表現できていることに『今の若い子ってすごいな』と思って、感動しました。いち音楽ファンとして、日本の未来の音楽は明るくなっていくなという確信めいた喜びがありました」と希望を感じた様子。さらに審査をする側として「残念ながら選ばれなかった子達もいるわけで、始まる前よりも自分の中の重みを倍の倍の倍くらい感じてます。模範アーティストじゃないですけど、しっかりした自分であれるよう、普段から意識するようになりました」と自身の変化についても述べた。登坂も「オーディションがいろいろなところで開催されている、すごい時代。その中で我々がやれることが、他のオーディションとの違い、LDHが伝統として引き継いでいるやり方に新しい血を入れ込んで生まれ変わった姿を、自分も含めてお見せしていかなきゃいけない」と心境を吐露した。
記者からは、GENERATIONS from EXILE TRIBEの数原龍友がバラエティ番組で「サングラス、色黒、ヒゲ」をLDHらしさとして挙げていることに触れられると、HIROは「あれはバラエティ用で、レモンサワーと色黒、ヒゲと言ってくれてるだけ」と爆笑する。「ルックスは関係なしに、信念であるLOVE、DREAM、HAPINESSのテーマに真剣に向き合ってくれるような子たちを求めております」と断言した。
気になる応募者について聞かれると、AKIRAは「もちろんいますけれども、まだ言えないかな」と苦笑しつつ、「次がグループ審査になるんですけれども、そこがすごく重要で。1人の個として良くても、グループとなった時の調和性、団結力、様々なことが、スキルや表現力以外にも求められるので」と今後の審査の重要性を示す。最終審査が日本武道館で行われることについては、HIROが「EXILE 第2章が始まった時のTAKAHIROのオーディションが武道館ですし、LDHの大きなターニングポイントとなるイベントは武道館」「常にLDHにとって大切な場所なので、そういう場面では必ず武道館で発表したい」と理由を語る。感染状況次第だが、有観客イベントを視野に入れ「お客さんを入れてやれたら嬉しいですね。ファンの方々をどんどん巻き込んで大きなエンターテインメントとして成立させたいので、ファンの方にも参加していただいて、その日1日しか見れないような素晴らしい オーディションであり、エンターテインメントであるものを表現したいなと思っています」と熱い思いを表した。