女子バスケットボールの馬瓜エブリンが、きょう20日に放送される日本テレビ系特番『さんま×上田×有働! 今だから話します キャスター大集合SP』(21:00~)に出演する。

  • 藤井貴彦アナ(左)と馬瓜エブリン=日本テレビ提供

東京オリンピックの開会式、女子バスケ日本代表の中に、エブリンの姿はなかった。今回、エブリンのもとを訪れた藤井貴彦アナウンサーに、その時のことを「合宿所で静かにテレビを見ていました。歩けない状態で、オリンピックに出られないと思った」と初めて明かす。

実は開会式の前日、腰を痛め、歩くことすら厳しい状態になっていた。開会式に出られなかったことで、大きな心残りが。「開会式って世界中で放送されて注目される。ガーナに住んでいるおばあちゃんとおじいちゃんに見せてあげられなかったのが心残りでした」。

それでもエブリンは、オリンピック初戦、フランス戦のコートに立つことができた。腰を激しく打ちつけても、チームのために、痛みに耐えながら明るく振る舞い続けた。

愛知県で生まれたエブリン。ガーナ人の両親は仕事の都合で日本に来ていた。笑顔の耐えない明るく活発な子供だったが、小学生になると周囲と自分が違うことに悩み、次第に笑顔が消えていった。

13歳の時の映像には、悩みを明かすエブリンの姿が。「本当に嫌で大人になったら手術しようとか考えていた。何もしゃべらなきゃいいんじゃないかっていう気持ちが大きかった」

苦しむエブリンを救ったのは、母・フランシスコさん。「笑顔でいればつらいことも乗り越えられる」という母の言葉に救われたエブリンは、笑顔を取り戻した。

エブリンが中学1年生の時に書いた作文は「笑顔になるために」。そこには、包み隠さずにつづられるエブリンの心の内が。その作文を代読した藤井アナは感極まり、「読みながら一瞬崩れるかと思いました」と話す。

リモート中継先には、ガーナで暮らす祖父母と親戚が集合。エブリンがオリンピックの銀メダルを披露すると、祝福のメッセージが。

祖父「本当にうれしかったよ! 次のオリンピックはたくさん金メダルを取ってほしいね!」 エブリン「たくさん! 分かりました!」 祖母「本当に感動したわ! 近所で話題になっているのよ!」

そしてもうひとつ、祖母がどうしてもエブリンに伝えたかったこと。「エブリンは大人になって、すごくきれいになったわ。早く結婚相手を紹介してちょうだい」

祖母が結婚相手に勧めたのは、意外な人物だった…。