漫才師の王座決定戦『M-1グランプリ2021』の敗者復活戦が19日、東京・六本木ヒルズ アリーナで行われ、16組が漫才を披露した。

  • ラストイヤーのハライチ

司会は陣内智則、アシスタントは西野七瀬が務め、ゲストにスピードワゴンの小沢一敬、NON STYLEの石田明、銀シャリの橋本直が登場した。昨年ランジャタイのファンになったという西野は、友人と決勝進出者9組を予想して楽しんでいたことを明かす。陣内は、昨年ニッポンの社長の漫才中に「ゆうやけこやけ」が流れたことを回顧し「17時に鳴るから気をつけないとね」と笑いを誘った。

前半にはキュウ、アインシュタイン、ダイタク、見取り図、ハライチ、マユリカ、ヨネダ2000、ヘンダーソンが登場。石田は「新しいシステムがどんどん生まれていってる」と評し、橋本は「めちゃくちゃおもろいですね。本当に1回落ちたんか?って」と興奮を見せた。前半終了時点で21万人の投票が集まっており、平均点はこの時点でハライチが87.23点、マユリカが86.59点、見取り図が86.53点となっていた。

後半にはまず、アルコ&ピース、カベポスター、ニューヨーク、男性ブランコが登場。ここで国民投票は26万人を超え、男性ブランコが87.95点でトップに躍り出た。男性ブランコの高得点に石田が「男性ブランコは、前半でウケてて、後半でまたウケる。前半のボケが“捨て”になってないところがいいですね」と分析すると、橋本は「男性ブランコだけに揺れ動いてますね」と頷いた。

続けて東京ホテイソン、金属バットが登場。予定通りにMCタイムで17時を迎え、ゆうやけこやけが流れると陣内が「今年は(漫才中に流れるのを)スルーできました!」と喜び、会場は拍手。最後のブロックにはからし蓮根、さや香が登場した。

全漫才の終了後には昨年王者のマヂカルラブリーがトロフィーを持って現れ、野田クリスタルは「返したくないよー!!」と寝転がって駄々をこねて見せた。敗者復活戦のネタ動画は公式サイトで公開されており、決勝戦放送開始時まで投票を受け付ける。

8月1日に開幕した『M-1グランプリ2021』には、過去最高となる6,017組がエントリー。決勝戦は、このあと19日(18:34~22:10)にABCテレビ・テレビ朝日系で生放送され、このたび決定したインディアンス、真空ジェシカ、モグライダー、ゆにばーす、ロングコートダディ、オズワルド、錦鯉、もも、ランジャタイの9組と、敗者復活戦を勝ち上がった1組の計10組が賞金1,000万円を賭けて優勝を争う。