富士通ゼネラルは12月17日、ルームエアコン「ノクリア」のXシリーズとZシリーズの2022年モデルを発表した。両シリーズとも対応畳数により、おもに6畳用~29畳用まで9タイプをラインナップする。発売日はXシリーズが2022年2月12日、Zシリーズが2022年1月13日。価格はオープン。推定市場価格(編集部調べ)は、Xシリーズが27万円前後~43万円前後、Zシリーズが26万円前後~42万円前後。

  • 「ノクリア」Xシリーズ室内機

  • 「ノクリア」Zシリーズ室内機

新モデルでは「あったかアップ」機能を新たに搭載。ハイパワー運転と併用することで、外気温が2℃の環境でも、最高約55℃の高温風で足元の温度を最高約40℃まで温める。

また、業界初(富士通ゼネラル調べ)となる「スマホリモコンモード」に対応。家の中に無線LAN環境がなくても、スマートフォンに専用アプリ「ノクリアアプリ」をインストールすることで、室内機の無線LANアダプターを直接操作して、スマートフォンをリモコンとして使える。無線LAN環境のある住宅なら従来機と同様に、「クラウド接続モード」を利用して屋外からのリモコン操作も可能だ。

室内の空気清浄ニーズの高まりを受け、清潔機能である「ノクリア・クリーンシステム」の機能強化も図った。従来モデルも備えていた、熱交換器のカビ菌や細菌を除菌する「熱交換器加熱除菌」、室内の空気を清浄化する「プラズマ空清」に、新たに「ウイルカット・フィルター」を加えている。

ウイルカット・フィルターは、室内機のフィルターにウイルス抑制作用のあるコーティングを施したもので、フィルター上に付着したウイルスや細菌を抑制し、カビの繁殖も防ぐ。Xシリーズでは室内機両サイドのデュアルブラスターにも採用している。

このほか、リモコンに「AI自動ボタン」を追加。リモコンからボタンを押すことで、本体(エッジ)とクラウドの「ダブルAI」が働き、ユーザーの好みの設定や使用環境を学習して、快適な室内空気環境を自動運転で整える。

XシリーズとZシリーズの外観以外のおもな違いは、「ハイブリッド気流」および「抗菌・防カビコーティング送風ファン」の有無。Xシリーズでは、デュアルブラスターとセンターファンにより、温度と速さの違う二種類の気流「ハイブリッド気流」で室内をすばやく快適な空間にする。また、Xシリーズの送風ファンには、抗菌・防カビ加工を施しており、エアコン内部をより清潔に保てる。

  • Xシリーズのラインナップとおもな仕様

  • Zシリーズのラインナップとおもな仕様