歌舞伎俳優・市川海老蔵一家に密着した日本テレビ系ドキュメンタリー特番『市川海老蔵に、ござりまする 2022』が、1月3日(15:00~)に放送される。
今回の注目は、10歳を迎え、挑戦の連続の1年となった長女・ぼたんの成長の姿。夏から挑戦していたのが、10月から放送され、18日に最終回を迎えた日本テレビ系ドラマ『二月の勝者-絶対合格の教室-』への出演だ。
現代ドラマに出演するのは、これが初めて。ドラマの撮影現場には、いつも舞台袖から見守ってくれるパパの姿はもちろん、一門のお弟子さんなどもいない。
たった1人で臨んだ挑戦、初めての環境に不安の連続。その不安は撮影前の演技レッスン場でピークに。子役同士の掛け合いの稽古、そこで演技の先生は、ぼたんに容赦なく厳しい指導・熱い要求を何度も何度もぶつけてきた。
表情をこわばらせながら、何度もセリフを繰り返す中、レッスンの後半、ぼたんの表情が変わった。それは長年一家を追い続けた取材班が見たことのない「女優・市川ぼたん」の姿だった。
箱入り娘を外に出す不安があったという海老蔵。しかし「この挑戦で彼女は変わった」と言う。海老蔵にとってもまた、父として師匠として手ごたえを感じた、貴重な経験となったようだ。