「山形県から全国へ」をテーマにモデルを募集する山形美少女図鑑が、ライブ&動画コミュニティアプリ・ミクチャ(MixChannel)で「マイナビニュース掲載コンテスト」を実施。上位入賞者にはマイナビニュースによるインタビューのほか、山形美少女図鑑の公式サイトやSNSの出演が約束される。

このコンテストで見事1位に輝いたのは、山形県在住のさやかさん(25)。歯科衛生士として勤務しながら今年2月頃にライバーデビューし、「活動を広げるきっかけになれば」とエントリーした。賞金100万円や大手事務所との契約が優勝特典となるコンテストには目もくれず、なぜ「山形美少女図鑑」であることにこだわったのか。そこにはさやかさんの熱い地元愛が深くかかわっていた。

  • ライバーとして活動中のさやかさん(25)

■デビューのきっかけはTwitterでのスカウト

――コンテストにご応募いただき、ありがとうございました。どのような思いでエントリーなさったのでしょうか?

もともと別の美少女図鑑のイベントに出ていて、そのときに一緒だった友人から山形美少女図鑑主催のイベントがあることを教えてもらいました。私は、山形を中心に活動したいと思っていて、このイベントで入賞することによって、活動を広げるきっかけになればいいなと思って応募させていただきました。今のところは山形中心ですが、コロナが落ち着いたら東京での活動にも挑戦したいと考えています。

――地元に貢献したいという思いは以前から?

以前はあまりなかったんですが、ライバーの活動をするにつれて、徐々にその思いが強くなりました。

――いつ頃からライバーの活動をはじめられたのでしょうか。

今年2月頃です。Twitterでミクチャの方にスカウトされたことがきっかけなのですが、私は積極的に人前に出るタイプではなくて、実はライブ配信なんて全く考えられなくて。当時のマネージャーさんがゼロからサポートしてくださって、今は別のマネージャーさんに代わったのですが、そのマネージャーさんがマメに連絡をくれています。当時と今のマネージャーさんがいなかったら、ここまで続けていなかったかもしれません。

――「人前に出るタイプではない」とのことですが、もともと芸能界やタレント活動への憧れもなかった?

憧れはあったのですが、「自分には無理だな……」と諦めていたというか。

――その一歩を踏み出せない人は多いかもしれませんね。ライバー初期の頃は記憶にありますか?

最初はすごく緊張状態でグダグダだったのですが(笑)、マネージャーさんがライブ配信を常にチェックして、アドバイスしてくださいました。そのおかげで少しずつ慣れていって、今回のイベントに参加するぐらいのタイミングから応援してくださる方が増えて、ようやく楽しいと思えるようになりました。

――インスタグラムにも、応援してくれた方々へのメッセージを投稿されていましたね。

今回のイベントに参加したときは、ミクチャを始めて本当に間もなかったので1位になれると思ってなくて。ゆるく配信していたんですけど、それでも自分で「がんばった」と思えるのはほとんど初めてのことでした。コンテスト最終日は仕事の都合で30分しか配信できなかったんですけど、ファンの方々がたくさん応援してくださって、みなさんのことを信じて最後までがんばることができました。

――本業はこのまま続ける予定ですか?

できる限り歯科衛生士は続けていきたいと思っています。

――ご家族はどのような反応だったのでしょうか。

家族には内緒にしていました。上京したいと伝えたときや、歯科衛生士を辞めて別の仕事がしたいと相談したときもいつも反対されていて、こういう活動も絶対に受け入れてもらえないと思っていました。でも、今回のようなコンテストで上位に入賞したら、反対されなくなるんじゃないかなという期待もあって。入賞したことを伝えたら、案外あっさりしていて(笑)、今では応援してくれています。

■私にとってはそれが日常だった

――山形美少女図鑑やモデルには、いつ頃から憧れを抱くようになったのですか?

数年前に兄がフリーペーパーを持って帰って来て、「私もこれに載りたい」と思ったのがきっかけです。当時は、雑誌とかよりも山形美少女図鑑のフリーペーパーに魅力を感じました。「私なんか無理だろうな……」と諦めていたんですが、その後、ミクチャの方にスカウトされてライバーとして活動するようになって、マネージャーさんに「山形美少女図鑑のイベントがあったら出たい」とお願いしていました。

――2月からライバーとして活動をはじめて、現在はモデルにもなられたわけですが、ご自身の変化は感じますか?

たくさんの方に見ていただいているので、美容に気をつけるようになりました。

――こうしてお話を聞いていると並々ならぬ“山形愛”を感じるのですが、ずばり山形の魅力とは?

一番は食べ物がおいしいのと、空気がきれい。あとはとても温かい人柄の方が多いです。食べ物はさくらんぼがオススメです。あとラーメンも有名で、どこもおいしいんですよ! 私はずっと山形に住んでいたので山形のラーメンしか知らないんですが、社会人になって県外の人とも接するようになって、ラーメンの話を聞くと山形と全然違って驚きました。

山形で生まれ育って自分にとっては当たり前のことでも、他県の人と話していて「当たり前じゃない」と言われたのが、近所の人同士で野菜を持ち寄るところ。歩いていたら常に近所の人が声を掛けてくれるような地域で育ったので、私にとってはそれが日常だったんです。山形で困っていたら、きっと誰かしら助けてくれると思います。

――これから活動の幅が広がっていくと、ご近所さんも応援してくれそうですね。今後叶えたい夢は?

山形美少女図鑑のフリーペーパーに載ることが一番の夢です。あとは山形の情報誌にも、ぜひ載りたいです。

――夢は半分叶ったような気もするのですが、数年後も現在のような活動を継続していきたいとお考えですか?

出来る限り活動したいです。芸能活動へと幅を広げていきたい願望もあるんですが……まずは山形で有名になりたい。憧れはあるんですけど……私は自己肯定感が低くて、私にできるのかな……というのが正直な気持ちです。

■一人でも多くの人に山形を知ってもらいたい

――美少女図鑑以外に叶えたい夢は。

一番は山形美少女図鑑しか考えてなくて。いろんなモデル系のイベントがあって、例えば賞金100万円や、優勝すると大手事務所と契約できるコンテストとかをマネージャーさんから勧められたこともありました。そういうイベントも素敵だと思いますが、なかなか本気になれなくて……。自分が心を動かされるイベントが、今のところは山形美少女図鑑しかないんです。

――やはり、さやかさんの原動力は山形愛。なぜそこまで地元愛が芽生えたのでしょうか。

自分ではよくわからないんですけど……マネージャーさんからも「山形美少女図鑑のイベントしか本気にならないよね」とよく言われます(笑)。先程の話にもあったように、恵まれた地域で育ったから、そう思えるようになったのかもしれません。

――そろそろお時間なのですが、最後に言い残しておきたいことやアピールなどはありますか?

コロナが収まったら、山形に来てもらいたいです。食べ物がすごくおいしいくて、果物も絶品。あと実は旅館も結構多いので、ぜひ泊まりに来てもらえればと思います!

――ご自身のアピールではなく、最後まで“山形愛”を貫きましたね(笑)。

すみません(笑)。一人でも多くの人に山形、そして山形美少女図鑑のことを知ってもらいたい。山形美少女図鑑には、ほかにも素敵なモデルさんがたくさんいるので、他のモデルさんのことも知ってもらいたいです。

■プロフィール
さやか
1996年4月12日生まれ。山形県出身。歯科衛生士として勤務する傍ら、ミクチャのスタッフにスカウトされ、2021年2月頃にライバーデビュー。趣味はカフェ巡り、特技はピアノ、フルート。