JR東日本横浜支社は、2022年3月12日に実施するダイヤ改正で、特急「湘南」の利便性向上を図ると発表した。新宿駅発着の全列車が大崎駅に停車するほか、列車の新設や運転区間の延長も行われる。一部列車の運転取りやめや臨時列車化も行う。
特急「湘南」は2021年3月のダイヤ改正でデビューし、現在は平日朝に上り10本、平日夕夜間に下り11本を設定している。上り10本のうち6本が東京行、1本が品川行、3本が新宿行。下り11本のうち9本が東京発、2本が新宿発で運転される。
来年3月のダイヤ改正で、平日朝に品川行で運転される上り「湘南6号」を東京行に変更し、運転区間を延長。平日夕夜間には、新宿駅を18時25分に発車する「湘南21号」を新設する。現行の「湘南21号」(新宿駅19時30分発)はダイヤ改正後、「湘南23号」として運転。現行の「湘南23号」(新宿駅21時30分発)はダイヤ改正に合わせて運転取りやめとなる。新宿駅発着の「湘南」はダイヤ改正後も下り2本・上り3本となり、全列車が大崎駅にも停車するようになる。
東京駅を23時0分に発車する「湘南17号」はダイヤ改正後、臨時列車としての運転に。E257系14両編成で運転される列車のうち、上り「湘南10号」(現行の時刻は小田原駅7時22分発・東京駅8時48分着)と下り「湘南11号」(現行の時刻は東京駅20時30分発・小田原駅21時40分着)はE257系9両編成に変更しての運転となる。