JR東海は17日、ダイヤ改正を2022年3月12日に実施すると発表した。中央本線では、新型車両315系の投入(運転開始は3月5日から)に合わせ、中津川~名古屋間で運転される快速・普通列車を終日にわたり8両編成に統一する。平日朝夕に中央本線で運転される「ホームライナー」も運転区間・停車駅・運転本数が見直しとなる。
中央本線中津川~名古屋間の快速・普通列車は現在、4・6・8・10両編成の列車が混在する状況だったが、ダイヤ改正後は終日にわたり全列車8両編成で運転。一部の列車に最新技術を投入した新型車両315系を投入する。同区間は2023年度中に全列車(特急列車等は除く)を315系に統一する予定となっている。
中津川~名古屋間では、通勤時間帯に最大10両編成で運転されているが、ダイヤ改正で全列車8両編成に統一することを受け、平日朝の通勤ピーク時間帯に上り列車の増発など実施し、乗車機会を増やすとしている。新たに土岐市駅6時56分発・名古屋駅7時50分着、高蔵寺駅7時40分発・名古屋駅8時16分着、多治見駅7時45分発・名古屋駅8時34分着の普通列車を設定するほか、現行の多治見駅7時32分発・名古屋駅8時19分着の普通列車を瑞浪発名古屋行として運転区間を延長する。
平日朝夕に中央本線で運転される「ホームライナー」は運転区間・停車駅・運転本数を見直し、名称を「ホームライナー瑞浪」、運転区間を瑞浪~名古屋間に統一。平日朝は瑞浪駅6時29分発・名古屋駅7時27分着「ホームライナー瑞浪2号」、瑞浪駅8時6分発・名古屋駅8時59分着「ホームライナー瑞浪4号」の2本、平日夕方以降は名古屋駅17時57分発・瑞浪駅18時44分着「ホームライナー瑞浪1号」、名古屋駅20時38分発・瑞浪駅21時24分着「ホームライナー瑞浪3号」の2本を運転する。停車駅も統一され、瑞浪~名古屋間の途中停車駅は土岐市駅、多治見駅、高蔵寺駅、大曽根駅、千種駅、鶴舞駅、金山駅となる。
下り「ホームライナー」の運転区間・運転本数見直しに合わせ、名古屋駅を20時台に発車する瑞浪行の快速を中津川行に変更し、運転区間を延長。「ホームライナー瑞浪1・3号」ともに終点の瑞浪駅で中津川行の快速に同一ホームで乗換え可能とする。