キャリアデザインセンターは12月15日、「事務職」に関する調査結果を発表した。調査は11月15日~28日、同社運営サイト「女の転職type」会員762名を対象にインターネットで行われた。
事務職未経験者に対し、事務職になってみたいかを尋ねたところ、40.7%が「すごくある」と回答。「どちらかというとある」(38.0%)も含めると、8割近い人が「なりたい」と思っていることが明らかに。そこで、事務職という職業に対するイメージを聞いたところ、「サポート的な業務が多い」(47.0%)、「ルーティンワークが多い」(39.5%)、「給与が低い」(34.7%)が上位に。
また、どのような条件がそろえば事務職に転職してみたいかを尋ねると、「給与が今より上がる」(41.1%)が最も多く、次いで「現場のサポート体制が充実している」(38.4%)、「家庭と両立できる」(35.3%)と続いた。
次に、事務職経験者に対し、実際「事務職」という職業はどうかと尋ねたところ、「サポート的な業務が多い」(74.3%)、「ルーティンワークが多い」「給与が上がりにくい」(68.0%)、「給与が低い」(63.1%)が上位に。どのような条件がそろえば、事務職を続けたいかと質問したところ、「給与が今より上がる」(78.4%)が最も多く、次いで「リモートで働ける」(53.5%)、「家庭と両立できる」(47.7%)と続いた。
次に、事務職から他の職種への転職を希望している人に、その理由を尋ねたところ、「年収アップしたい」が最も多く34.3%。次いで「スキルを身につけたい」(28.5%)、「事務職のままでは将来のキャリアが不安」(24.8%)と続き、給与の部分で不満を感じて異職種への転職を考える人が多いほか、今後の自身のキャリアを心配して転職を希望している様子がうかがえる結果となった。