マイナビは12月14日、「マイナビ2023年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(11月)」を発表した。調査は11月19日~30日、2023年3月卒業予定の大学3年生および大学院1年生2,608名(文系男子481名、理系男子472名、文系女子1,071名、理系女子584名)を対象にインターネットで行われた。
11月時点でインターンシップ・ワンデー仕事体験に参加したことのある学生は81.8%と、高水準を維持。また、開催形式別の印象を聞いたところ、「好感が持てる(好感が持てる+やや好感が持てる)」と回答した学生の割合は、「対面形式のみ」(56.4%)よりも「WEB形式のみ」(66.9%)のほうが高かった。
「業界・仕事研究をしたことのある業種」では「食品・農林・水産」が28.9%と最も高かったが、他に2割を超える業種はなく、どちらかというと分散する傾向に。一方、「ウィズコロナ/アフターコロナで業績を伸ばしそうだと感じる業種」では、「ソフトウエア・情報処理・ネット関連」(41.0%)、「ゲームソフト」(35.7%)、「通信」(27.7%)とIT関連業種が上位を占めたほか、「薬品・化粧品」(26.6%)、「精密・医療機器」(23.4%)、「医療・調剤薬局」(21.3%)などの医療関連や“イエナカ需要”のイメージがある「電子・電気機器」(23.8%)、「スポーツ・玩具・ゲーム機器」(20.2%)も高かった。
「新卒で入社した会社で何年ぐらい働きたいですか?」と質問したところ、「定年まで」が最も多く30.7%。次いで「10年以上」(28.9%)、「4〜6年ぐらい」(21.9%)、「7〜9年ぐらい」(12.4%)と続き、10年以上の長期スパンで働くことを想定している割合は59.6%と過半数を超えた。