MMD研究所は11月15日~11月17日の期間に行ったスマートフォンOSのシェア調査の結果を「2021年12月スマートフォンOSシェア調査」として公表した。メイン利用のスマートフォンのシェアはiPhoneが45.7%、Androidが47.0%とわずかにAndroidが上回るものの、10代/20代ではiPhoneがAndroidを上回る結果となった。
スマートフォンを所有する18歳~69歳の男女36,006人を対象に、現在メインで利用しているスマートフォンについて聞いた設問では、「iPhone」が45.7%、「Android」が47.0%という結果。
2019年からの推移ではAndroidのシェアが3.2ポイント減、iPhoneのシェアが3.2ポイント増となっているが、2020年と2021年の比較ではAndroidの0.1ポイント増/iPhoneの0.1ポイント減で、この1年間は大きな状況の変化がなかったといえそうだ。
年代別にみると、若年層でiPhoneの利用者が多く中高年層でAndroidの利用者が多いという傾向が顕著。またどの年代でも男性より女性のほうがiPhoneの比率が高く、とくに10代女性ではiPhoneのシェアが82.4%と圧倒的だ。
メイン利用のスマートフォンとして「iPhone」または「Android」と回答した対象者にそのシリーズを聞いたのが次の表。
iPhoneのトップは「iPhone SE(第2世代)」で、「iPhone 7以前」「iPhone 8/8 Plus」と比較的古い世代の製品が続いている。ただこの結果は分類によるところもありそうで、「iPhone 12」「iPhone 12 mini」「iPhone 12 Pro」を足すと16.3%となり、「iPhone 12シリーズ」としては「iPhone 7以前」を上回る。10位に入らなかったと思われる「iPhone 12 Pro Max」を足せば「iPhone SE(第2世代)」といい勝負になるはずで、このデータから「iPhoneは古い世代の製品のユーザーが多い」とは言い切れなさそうだ。
Androidは、シャープのAQUOS、ソニーのXperia、サムスンのGalaxyと上位の3シリーズで全体の3分の2を占める結果だった。