家にいながら温泉のようなお風呂に浸かれる——そんな夢みたいな話が、あった! 温泉で知られる大分県別府市と東京・高円寺の二拠点生活をする池田佳乃子さんが手がけるライフスタイルブランド「HAA(ハー)」の入浴剤は「限りなく天然温泉に近い」のだという。どんな製品なのか、話を聞いた。
「湯治」のような暮らしを日常に
池田さんは別府市出身。大学卒業後、映画会社、広告代理店を経て、2018年から別府にある湯治場「鉄輪温泉」で湯治(とうじ)を通した場づくりや発信を行うプランナーとして活動を始め、2021年にHAAを設⽴。東京との二拠点生活を始めて約4年になる。
温泉地に長期滞在して温泉に浸かり、身体の療養をする湯治。HAAではこの湯治をコンセプトに、「入浴」「食事」「休息」「睡眠」の4要素をよく循環させていくこと目指す。「日常でも湯治のような暮らしができたら」と池田さん。ブランド名は、お風呂に入ったときに誰もが思わず吐いてしまうひと呼吸「は〜」から名付けられている。
「別府湯の花」エキスでまるで温泉
そんなHAAの第1弾製品として開発されたのが、⼊浴剤「HAA for bath」。希少な⻘粘⼟を原料に育てられた温泉の結晶「別府湯の花」と温泉⽔が融合した湯の花エキスをアルカリ性の温泉成分と掛け合わせることで、弱アルカリ性の「美⼈の湯」似の湯質が実現した。
お⾵呂に⼊れると、⽩く濁り、ぬるぬる、とろりとしたお湯に。天然ミネラルを含みつつ、肌ざわりはやさしくなめらか。ミネラル成分が⽪膚の表⾯にやさしく覆い、カラダの熱の放散を防ぐため、⼊浴後の保温効果も続く。体験させていただいて、これが入浴剤でかなうのか、と驚いた。
イオウを含まないため、⾵呂釜や浴そうをいためることなく⽇常的に使⽤できる。⾹料はあえて使⽤せず、誰でも使いやすいように素材そのままの無⾹料にした。⽣後3カ月以上の⾚ちゃんでも入浴できるそう。
医薬部外品として、有効成分の働きによって肩のこり、腰痛、痔、あせも、しっしん、疲労回復、産前産後の冷え症、荒れ性、神経痛、リウマチ、しもやけ、ひび、あかぎれ、うちみ、くじきの諸症状に対する効能が認められている。
クラウドファンディングを経て一般販売へ
「HAA for bath」は2022年1⽉24⽇、公式WEBサイトで販売開始される。900g×1袋(⼊浴約15回分、専⽤スプーン付き)で5,830円。
ギフトに最適な特別版「HAA for bath ⽇々」は、1箱60g×10袋(⼊浴約10回分)で5,280円。⼀つ⼀つの⼊浴剤を包む紙の裏には、さまざまな人の"⽇々"が⽇記のような短い⽂章で綴られている。
11⽉8⽇からクラウドファンディング「Makuake」内特設サイト内で⾏っている先⾏販売(12⽉22⽇まで)では、販売期間終了を待たずMakuake⼊浴剤部⾨での歴代購⼊⾦額1位を達成。
また、銀座 蔦屋書店での『Casa BRUTUS特別編集 新装版 温泉200』刊⾏に際した「じんわり、ごほうび湯。」フェア(12⽉16⽇〜)で「HAA for bath ⽇々」を個包装で販売する。