住友不動産は12月13日、同社のリフォーム事業「新築そっくりさん」ブランドから、「高断熱リフォームプラン」の販売を開始した。
「新築そっくりさん」は、古い住宅を一棟まるごと再生するリフォーム事業。建物の主要な構造部を残し、建て替えずに耐震補強など住宅性能の向上を図ることができる。既存の住宅を長寿命化し、新築と比べて解体による産業廃棄物やCO2の発生・資源の無駄を極力抑えることもできるため、環境負荷への低減にも貢献。1996年から販売を開始し、累計の受注棟数は15万棟を突破している。
今回、提供を開始した「高断熱リフォームプラン」は、断熱性能が低い既存住宅であっても、新築住宅の省エネ基準と同等の断熱性能が確保できる住宅にリフォームできるプラン。必要な箇所のみ断熱性能を高めることができるため、例えば家1棟まるごとでも1階だけでも、部屋単位でも施工ができるとのこと。
床、壁、天井の6面に断熱工事(平成28年省エネ基準の断熱材)を施し、サッシ交換や内窓を設置する。また、換気の際に逃げてしまう室内の涼しさや暖かさを再利用(熱回収)しながら換気することで、約5~8割の熱エネルギーを回収し、夏期・冬期の冷暖房 負荷を低減する。