メルカリは12月14日、ニッセイ基礎研究所 生活研究部 上席研究員である久我尚子氏監修のもとで実施した「日本の家庭に眠る"かくれ資産"」に関する調査の結果を発表した。調査期間は2021年11月9~15日、調査対象は10~60歳の個人、有効回答は2,549人。

かくれ資産、1人あたり平均34万5,246円

  • 2021 かくれ資産[国民1人あたり平均]

かくれ資産とは、1年以上使用しておらず、理由なく家庭内に保管しているモノを不要品とし、不要品保管数量調査および「メルカリ」の平均取引価格により不要品を金額に換算した数値を指す。

日本全国の家庭に眠るかくれ資産の総額を算出すると、総額は推計約43兆7,269億円。国民1人あたりでは平均34万5,246円、1世帯あたりでは平均73万4,939円となった。

性年代別では、前回調査(2018年)と同様に60代以上女性が最も高く平均56万4,256円。前回からの増減をみると、増加率では40代女性がトップ(48.1%増)、減少率では20代男性(38%減)が一番高かった。

1人あたりが保有するかくれ資産の品目構成を分析すると、金額が最も高いのは「書籍・CD・ゲーム」で平均12万1,493円。一方、最も低いのは「美容・健康」で平均1万3,381円となった。

地方別の1人あたりかくれ資産トップ3は、1位「中国・四国」40万2,893円、2位「北海道・東北」40万1,962円、3位「東京都」36万9,193円となった。

また、今年の大掃除で捨てられる不要品を金額換算したところ、全国で推計約5兆8,129億円に上り、捨てずに全て売却した場合、1人あたり平均4万5,896円となることがわかった。