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【この記事のエキスパート】
フードアナリスト・日本箸教育講師:市岡 充重

フードアナリスト・日本箸教育講師:市岡 充重

2005年、朝日新聞地域情報誌のライターとして取材執筆活動をスタート。2014年、フリーライターとして独立、個人事務所iworks を設立。

2013年にフードアナリスト、及び日本箸教育講師の資格を取得し、以後、数々の飲食店や生産者、料理人を取材し、食にまつわる情報や食の魅力を高いレベルで発信。

2020年2月、エゾシカ産業に挑戦する北海道釧路市の人々の奮闘を綴った『北海道ジビエ物語』(シーソーブックス)を共著で出版。


大豆ミート・代替肉は、原料に大豆などを使用した代替品で、お肉よりも低カロリーでありながら、たんぱく質が豊富です。この記事では、フードアナリストの市岡充重さんと編集部が大豆ミート(代替肉)の選び方とおすすめ商品をご紹介します。ユーザーのイチオシ商品や口コミも!

肉のような食感と満足感が得られる
大豆ミート(代替肉)とは?

大豆ミート(代替肉)は大豆やえんどう豆などを使用して作られた肉類の代替品です。肉と同じように調理でき、みためや食感も肉と間違うほどよく似ているため、伝えられなければ肉と思って食べてしまうくらい、しっかりとした満足感を得られます。

ベジタリアン(菜食主義)の方や動物性食品を避けている方にとって、たんぱく質を補うのに便利です。また、ダイエッターにとってもおいしくたんぱく質を摂取できます。

メリットを解説
大豆ミート(代替肉)はヘルシーで栄養素が豊富

大豆ミート(代替肉)の原料となる大豆は「畑の肉」と呼ばれるほど、植物性たんぱく質が豊富に含まれています。大豆ミート(代替肉)を食生活に摂り入れるにあたり、知ってほしいメリットについて解説します。

1.たんぱく質や食物繊維など栄養バランスが整っている

大豆ミート(代替肉)は大豆を圧搾したあと、乾燥させて作られています。低脂質で高たんぱくなだけではなく、食物繊維やナトリウム、カリウムなどの栄養素も含まれているため毎日の食事に大豆ミート(代替肉)を使用することで栄養バランスを整えることが可能に。

いつもの肉料理を大豆ミート(代替肉)に置き換えるだけで気になるカロリーを抑えつつ、栄養価を高められるメリットがあります。

2.大豆は生産コストがかからず環境に優しい食料

牛肉の原料となる牛の飼育に必要な水の使用量に対して、大豆栽培の水の消費量は約8分の1とわずかであり、温室効果ガスの排出量も85分の1のため、環境負荷の少ない食材として注目を浴びています。栽培に必要な肥料も多くは使用しないため、生産コストを抑えて栽培が可能です。

日本で流通している大豆のほとんどは海外からの輸入品で、アメリカからの輸入量が約7割を占めています。国内でも北海道を中心に栽培していますが、輸入量には及びません。貴重な国産大豆を使用した大豆ミート(代替肉)もあります。

おいしいのにヘルシー
大豆ミート(代替肉)の選び方

フードアナリスト・市岡充重さんと編集部に取材をして、大豆ミート(代替肉)の選び方のポイントを教えていただきました。

【1】大豆ミート(代替肉)の種類で選ぶ
【2】形状から選ぶ
【3】保存方法で選ぶ

それぞれ解説しているので、どのように調理しようかイメージしながら、大豆ミート(代替肉)選びの参考にしてください。

【1】大豆ミート(代替肉)の種類で選ぶ

大豆ミート(代替肉)の種類について解説します。

アレンジしやすい食材タイプ

出典:Amazon

大豆ミート(代替肉)の商品には、味がわずかについているものがあります。いつもの料理のお肉はもちろん、さまざまな料理にアレンジできるのが特徴です。

面倒な方は湯戻しや水切りせずに使える便利な大豆ミート(代替肉)もあります。ミンチ・フィレ・ブロックとさまざまな形状があり、お肉をカットするよりもすぐに使えるので便利です。

調理済みはすぐに食べたいときや備蓄用に

出典:Amazon

調理済みの大豆ミート(代替肉)はそのままおかずとして食べることができるのが特徴。そぼろタイプなら味噌や砂糖とあわせて肉味噌そぼろを作ったり、混ぜ込んでおにぎりにしたりとアレンジも可能です。レンジや湯せんで温めれば、すぐに食べられる総菜タイプもあります。

ハンバーグやミートボール、ナゲットなどひき肉を加工した食品は、冷凍保存でも2~3週間が限界ですが、大豆ミートや代替肉の総菜タイプの商品なら、未開封の状態であれば約1年は保存できます。長期間保存できるので常備菜や備蓄用に用意しておくと便利です。

【2】形状から選ぶ

大豆ミート(代替肉)の形状には「ミンチ」「ブロック」「フィレ」「加工肉」の4つのタイプがあります。向いている料理などをふまえて、各形状タイプの特徴について解説します。

ミンチ|ミートソースや麻婆豆腐に

出典:Amazon

ミンチタイプの大豆ミート(代替肉)は、これまでひき肉を使用していた料理に使えます。下味がついていないものなら、ミートソースや麻婆豆腐、そぼろ、カレーなどに調理可能。ただし、肉ミンチと違ってこねてもまとまりにくいため、ハンバーグやミートボールなどを作りたいときは、れんこんのすりおろしなどつなぎになる食材をくわえることでまとまりやすくなります。

ミンチタイプの大豆ミートの中には、サラダやスープのトッピングに使えるものもあります。はじめて使う方も食生活に取り入れやすいでしょう。

ブロック|から揚げ・カレー・煮物に

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ブロックタイプの大豆ミート(代替肉)は、から揚げやカレー、シチューなどお肉をしっかり使いたい料理にぴったりです。食べ応えがあるのでお肉を食べているような満足感を得られるのが特徴。ただし、乾燥ブロックタイプは戻す時間がかかるため、すぐに調理したい場合はレトルトタイプを選びましょう。

大豆ミート(代替肉)のブロックタイプは商品によって、煮込みすぎると煮くずれてしまうものもあります。カレーやシチューなどに使うときは料理の仕上げに入れてください。

フィレ|野菜炒めや焼き肉などに

出典:Amazon

フィレタイプの大豆ミート(代替肉)は、豚肉や牛肉のフィレ肉のように使えます。炒めものに使いやすい形状なので、野菜炒めや青椒肉絲のお肉と置き換えるといいでしょう。

大きいサイズでスライスされたフィレタイプは、焼肉のタレに浸けてから焼くと、焼き肉としても楽しめます。見た目にもボリュームが出るので、満足感を得られるでしょう。

加工肉|お弁当のおかずや時短調理に

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大豆ミート(代替肉)にはハムやソーセージなどに加工された加工肉タイプもあります。カットして焼くなどこれまでのハムやソーセージのように調理できるので便利です。お弁当や朝食のおかずに手軽に取り入れられます。

ただし、加工にあたって、卵など動物性食品が使われている商品もあります。気になる方は原材料をチェックしてください。

【3】保存方法で選ぶ

大豆ミート(代替肉)は「乾燥」「冷凍」「レトルトパウチ」があり、それぞれ保管方法が異なります。それぞれの特徴について解説します。

乾燥|常温で長期間保存可能

出典:Amazon

乾燥タイプの大豆ミート(代替肉)は常温で約1年間保存できます。開封後は湿気を避け、虫などが入らないようにしっかりと密閉して保存してください。開封後の保存方法は、商品によっては冷蔵庫を推奨しているメーカーもあるので確認しておきましょう。

開封後も数回に分けて使用できるため、毎日の食事で必要な量だけ使いたいときに便利です。

冷凍|温めるだけで食べられる

出典:Amazon

冷凍タイプは水分が含まれた状態で冷凍加工されているので、戻しは不要ですが湯せんなどで温める必要があります。冷凍ミンチタイプなら、冷凍ひき肉のようにパラパラと必要な量だけ出して使えるので便利です。賞味期限は未開封の状態で約1年。商品により異なるため、確認しておきましょう。

冷凍食品は開封すると、品質が落ちてしまうため、開封後はなるだけ早めに食べてください。

レトルトパウチ|防災備蓄用としても

出典:Amazon

レトルトパウチタイプは開封前なら、消費期限まで保管することが可能です。開封後は保存できません。冷蔵庫や冷凍庫に入れて保存すると、品質が変化することもあるので一度開けたら使い切りましょう。

開封前は直射日光を避けられる場所であれば、常温で保存できます。防災備蓄用としていくつか用意しておくと便利です。

マルコメ、オーサワジャパン、カゴメ、ヤヨイサンフーズ
大豆ミート(代替肉)の代表的なメーカーを紹介

大豆ミート(代替肉)を製造している代表的なメーカーを4社紹介します。

マルコメ|乾燥・冷凍・レトルトなど商品のバリエーションが豊富

出典:Amazon

マルコメは「ダイズのお肉シリーズ」として「ダイズラボ」を展開。乾燥・冷凍・レトルトなど商品のバリエーションが豊富です。「ダイズラボ総菜の素」シリーズはキーマカレーやタコライス、回鍋肉、グリーンカレーなど形状を生かした総菜を展開しています。大豆ミート(代替肉)の味や食感を試してみたい方にぴったりです。

湯戻し不要の料理に合わせやすい「ダイズラボ大豆のお肉味付きタイプ」も展開しています。公式サイトには商品を使ったレシピも紹介されているので、アレンジの幅を広げたい方はチェックしてみてください。

オーサワジャパン|マクロビオティックにもとづいた商品を展開

出典:Amazon

1945年創業のオーサワジャパンはマクロビオティックの考え方にもとづいた商品を展開。大豆ミートは植物たんぱく食品として、乾燥・レトルトパウチタイプの商品があり、一部大豆たんぱくを使用した缶詰めタイプの大豆ミートは常温で2年間保存が可能です。

公式サイトでは商品を使用したレシピが掲載されています。すべてマクロビオティックにもとづいたレシピです。はじめてマクロビオティックに挑戦される方も取り入れやすいでしょう。ふだんの食卓やお弁当に役立てみてください。

カゴメ|ミートソースなどに加工された商品が多い

出典:Amazon

食品メーカー大手のカゴメからも、菜食需要に着目した大豆ミート(代替肉)商品を展開しています。食材タイプよりも、ミートソースなどに加工された商品が多く、食生活に取り入れやすいのが魅力。どの商品も動物性原材料は使わず作られており、NPO法人ベジプロジェクトジャパンより認証を受けています。

大豆ミート商品以外にもプラントベースの商品をたくさん展開しています。菜食メニューにこだわりのある方も選びやすいでしょう。

ヤヨイサンフーズ|ドリアなどの冷凍食品は常備しておきたい

出典:Amazon

ヤヨイサンフーズは業務用冷凍食品の製造・販売を行っている会社です。野菜や大豆など植物由来の食材を使用した「イートベジシリーズ」を展開しています。

うまみあふれる肉感を味わえるハンバーグや餃子、厚切りハムカツなど食べ応えのある商品が展開。ほかにも単品で満足感を得られるドリアなど冷凍庫に用意しておくと便利な冷凍食品もあります。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)