夜タメ総研は12月13日、「夜の過ごし方に関する調査レポート」を発表した。調査は11月22日〜23日、全国の20代〜50代の会社員800名を対象にインターネットで行われた。
調査によると、コロナ禍以降、「帰宅時間または終業時刻が(かなり+やや)早くなった」という会社員は26.6%。帰宅時間は、平均で69.4分早くなっているとのこと。また、コロナ禍前と比較すると、終業後に外に遊びに行く機会は週1.2回から週0.6回に半減していることが明らかに。
そこで、そのことによって、精神面でどのような影響があったかを聞いたところ、「ストレスが溜まるようになった」(35.9%)が断トツの1位に。次いで「自分や家族に向き合うようになった」(22.6%)、「心に余裕ができるようになった」(19.1%)と続き、時間的な余裕ができた一方で、これまで発散できていたストレスの行き場がなくなってしまった人も多いよう。
一方、仕事への影響としては、「やる気、モチベーションが下がった」(33.0%)が断トツのトップ。次いで「生産性が下がった」(11.1%)、「効率性が下がった」(8.3%)、「創造性が下がった」(6.5%)と続き、仕事に関してはすべての項目でポジティブな影響をネガティブな影響が上回った。
続いて、帰宅後の過ごし方の変化について調査したところ、コロナ禍前は「家族や友人、恋人との食事」(55.4%)や「ショッピング」(43.1%)が多かったものの、現在は「インターネットなどの動画視聴」(46.6%)や「ネットサーフィン」(43.4%)が上位に。
また、4人に1人は「平日の帰宅後or終業後、自宅でやることがなくて困ることが(頻繁に+たまに)ある」(24.6%)と回答しており、その傾向は、特に30代男性、20代女性で多く見受けられた。
平日終業後の夜の時間帯におけるプライベートの充実度は、全体平均で10点満点中5.6点。これを、平日夜に余暇としてしていることの種類(「家族や友人、恋人との食事」や「インターネットなどの動画視聴」など)の数で比較してみたところ、余暇としてしていることの種類が5種類以下の人のプライベート充実度は5.4点で、6種類以上の人の充実度は6.3点と、1点近くの差があることが判明。
そこで、夜時間の過ごし方として「今後始めてみたいと思うこと」を教えてもらったところ、1位「スポーツ」(14.4%)、2位「勉強」(13.5%)、3位「習い事」(11.3%)という結果に。また、魅力的に感じることとしては、1位「インターネットなどの動画視聴」(23.3%)、2位「読書」(15.9%)、3位「家族や友人、恋人との食事」(15.1%)となった。