31年ぶりに民間宇宙飛行士として、宇宙旅行へと旅立った実業家の前澤友作氏が12日、ニッポン放送『宇宙から生放送! 前澤友作のオールナイトニッポンスペシャル』に宇宙から生出演した。

  • 『宇宙から生放送! 前澤友作のオールナイトニッポンスペシャル』に宇宙から生出演した前澤友作

同番組は、「前澤友作×オールナイトニッポン宇宙プロジェクト」と題し、8日に宇宙旅行へと旅立った前澤氏とオールナイトニッポンがタッグを組んだ企画。国際宇宙ステーションに滞在中の前澤氏が生出演し、スタジオで音楽プロデューサー・亀田誠治氏とニッポン放送・東島衣里アナウンサーがパーソナリティを務めた。

12日の放送では、衛星通信の状況で予定より10分遅れた午前2時55分、亀田氏からの呼びかけに「どうも! やっと聞こえました」と前澤氏が応答し、宇宙からのメディア初出演が実現。そして元気よく「宇宙から生放送!前澤友作のオールナイトニッポンスペシャル」とタイトルコールをし、「地球のみなさんこんばんは。まさに『宇宙なう』という状況で、無重力の状態で話をしています。20日に無事に帰還したいと思います。残りも楽しみたいと思います」と宇宙からの11分間にわたる交信がスタートした。

その後、タイムラグもなくスムーズにスタジオとのトークが展開され、事前にリスナ―から寄せられていた質問に一つひとつ丁寧に答えた前澤氏。また、今回のオールナイトニッポンとのプロジェクトは、宇宙から若者へメッセージを発信することも始動のきっかけとなっており、応募の中から選ばれた21歳の大学3年生の男性リスナー、高校3年生の女性リスナーが生出演し、前澤氏に「大きな挑戦に成功する秘訣は?」等と質問をぶつけた。前澤氏は「好きなことばっかりやってきた。人の真似をするのでなくてオリジナルのことばかりしてきました。この2つだけです」と成功の秘訣を明かした。

スタジオの東島アナから、次回の挑戦について聞かれると「深海でも潜ろうかな」と新たな挑戦の可能性にも言及。続けて、宇宙から帰りたくない気持ちはあるかと問われると「帰りたいです!」と即答し、「しばらくロシアにいたので、日本食が恋しいのでお寿司をゆっくり食べたいです」と笑いを誘った。

最後に前澤氏は、「昨日今日宇宙に行きたいと言って夢がかなったわけでなくていろんな努力をして少しずつ少しずつかなえてきた歴史があります。みなさんもいろんな夢やチャレンジしたいことがあると思うので、一つひとつあきらめずに貫いていれば夢がかなうと思います。みんなで一つひとつ叶えていきましょう。チャレンジしていきましょう」と熱い激励メッセージを送り、宇宙からの交信を終えた。