俳優の小栗旬が主演を務めるTBS系日曜劇場『日本沈没―希望のひと―』(毎週日曜21:00~)の最終回が、きょう12日21時から2時間3分のスペシャルで放送される。このたびメインキャストのクランクアップコメントが到着した。
原作は、1973年に刊行された小松左京による不朽の名作『日本沈没』。主人公を含め登場人物をオリジナルキャラクターにし、2023年の東京を舞台に展開。原作でも描かれていた環境問題を現代版にアレンジし、沈没という目に見えない危機が迫る中で見出していく希望をテーマに描いている。
「日本沈没」という未曾有の危機に立ち向かう姿を描いてきた本作。その最終回が今夜2時間3分スペシャルで放送される。日曜劇場の放送時間としては10年ぶりの2時間3分の最終回放送となる。天海啓示(小栗)らを待ち受けるのは希望か絶望か……。
メインキャストのクランクアップコメントは以下の通り。
■小栗旬
お疲れ様でした。ありがとうございました。どうやっても抗えない状況に追い込まれていく感じだったので大変でしたが、自分より過酷な状況でやっている皆さんが明るく元気に現場にいてくれたおかげで自分もここまで楽しくやってこられました。本当に感謝しています。なかなか元気を出せる瞬間も少なく。天海ずっと悩んでいるから。元気なく現場にいてしまっている時間も多かったりしたなと思ったんですけど。それはとても申し訳ないなと思いながらやっていましたが、皆さんとお仕事できてよかったです。またどこかでお会いしましょう。ありがとうございました。
■松山ケンイチ
長い間ありがとうございました。おつかれさまでした。すごく大変な撮影でしたし、とても勉強になる作品でした。これを皆さんと撮影できてよかったと思っています。皆さんありがとうございました。
■杏
長い間本当にお世話になりました。題材もすごくいろいろなことを考えさせられるもので、私も台本を読んだり現場にいながら、次々と防災用品を(ネットショッピングで)ポチってました。だからこそ守りたいものとかいろいろなものが、見ている人にとっても作る人にとっても浮き彫りになってくる作品だと思いました。お疲れ様でした。ありがとうございました。
■仲村トオル
とてもいいものが作られている予感と充実感のある現場にいられてとても幸せでした。もし放送が終わって僕がどこかの政党にかつがれて立候補しそうだという噂が流れたら、みなさんで全力で止めてください。天海や常盤、里城副総理がいない世界にいっても無理だときつく叱ってください。僕は国会議事堂にいくよりもまたみなさんと作品を一緒につくる現場にいきたいです。どうもみなさんありがとうございました!
■香川照之
4か月、期間は長かったですが、本当に一瞬で撮り終わってしまった連ドラだったと思います。題材も難しかったですし、本当に挑戦的な企画で、これがどう捉えられるか、楽しみでもあり怖くもあった連ドラだったと思います。このドラマは地球が普通にあること、日本があることに感謝させる、再認識させる作品になるんだろうなと思います。本当に意味のある4か月でした。メイク班、いい髪型を作ってくれてありがとうございます。これが田所だったし、これをやれば田所になれたし、役作りはこの髪型が心臓部になってできていた気がします。小栗さん、久しぶりに共演させていただきありがとうございました。お疲れ様でした。
■東仲恵吾プロデューサー
昨年11月から始まり4月に撮影は終えていたのですが、幾度となく編集を重ねたり、追加で撮影したりしていたので、いまだに撮影が昨日のことのように思います。
本作は、日本沈没というチャレンジングな題材でしたが、今の時代だからこそ、あえてやろうと決意して取り組んだ作品です。それが、非常に多くの方にご覧になっていただけて大変うれしく思います。
最終回は、本作のテーマでもある“希望”を感じ取っていただけるような内容になっていると思います。“希望”を必死に紡ぎ出す小栗さんをはじめとしたキャストの魂の芝居を、どうぞご覧ください。
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