東京都は12月9日、東京都内に所在する私立高等学校の「2022年度の初年度(入学年度)納付金(以下、初年度納付金)」の状況についてまとめた結果を発表した。それによると、来年度の初年度納付金(総額)を値上げした学校は42校となった。

初年度納付金、最高額は玉川学園

  • 初年度納付金(総額)の高い学校、低い学校(出典:東京都Webサイト)

対象校(募集再開校1校を除く)のうち、初年度納付金の値上げをした学校は42校(18.2%)。一方、値下げをした学校は2校(0.9%)、据え置いた学校は187校(81.0%)だった。

初年度納付金の平均額は94万5,522円で、前年度より1万527円(1.1%)増加した。

初年度納付金が最も高い学校は玉川学園高等部(IB)で191万2,500円。以下、桐朋女子(音楽)が176万2,200円、文化学園大字杉並(ダブルディプロマ)が147万円、玉川学園高等部(一般)が142万2,500円、立教池袋が130万2,000円と続いた。一方、最も低い学校は鶴川で72万3,800円だった。

値上げ額が最も高い学校は八雲学園で18万7,600円(値上げ率19.9%)。次いで鶴川が8万4,000円(同13.1%)、武蔵野大字付属千代田高等学院が6万9,600円(同7.9%)となった。

10年以上初年度納付金を据置いている学校は47校。このうち最も長いのは大東学園と錦城の30年連続で、続いて錦城学園の28年連続、和洋九段女子・大妻中野の25年連続となった。