小田急電鉄と小田急トラベルは、鉄道をより身近に感じてもらうために発足した「小田急まなたび鉄道倶楽部」の企画として、通勤車両1000形ワイドドア車をテーマにした2つのツアーを2022年1月8・9日に開催すると発表した。

  • 小田急電鉄1000形ワイドドア車

今回のテーマとなる1000形ワイドドア車は、とくに混雑の激しかった1990年代初頭に登場した車両で、合計36両製造されたが、今回ツアーで使用する「1754×6両編成」が最後の編成となる。

ツアーは両日とも1754編成を貸切とし、出発駅の新百合ヶ丘駅から藤沢駅と町田駅を経由し、海老名駅に至る特別行路で運行する。1月8日のツアーは、「小田急電車撮影会1000形ワイドドア車」と題して開催。終着点の海老名電車基地で撮影会を行うほか、1000形特有のインバーター音を楽しむための録音専用車両を設ける。新百合ヶ丘の車庫線では、廃車となった1000形の車両部品特別販売を行う。

1月9日のツアーは、「1000形ワイドドア車貸切車両で満喫しよう!」と題し、運行中の車内で乗務員が車両の特徴や思い出話などを語る。撮影会のほか、こどもを対象とした「特別鉄道教室」も実施する。旅行代金は、1月8日実施分が7,800円、1月9日開催分が8,300円。いずれもOPクレジット会員は200円引きとなる。