コシナは、同社の交換レンズ製品シリーズ「フォクトレンダー」ブランドの新製品として、レンジファインダーカメラ用のフルサイズ対応レンズ「NOKTON 50mm F1 Aspherical VM」を発表した。2022年1月中に発売を予定しており、価格は247,500円。
フォクトレンダーブランドの中でも、F1.5以下の明るさを備えたNOKTONシリーズに属する交換レンズ製品。開放絞りはF1と極めて明るい点が特徴で、これには最前面に採用した高屈折率を誇る大口径GAレンズが貢献。高い描写性能を担保しつつ、レンズ構成をシンプルにできたことで、レンジファインダーカメラ使用時でもケラレにくいコンパクトさを実現したとしている。
フォーカス機構はマニュアル仕様で、フローティング機構によってフォーカス位置によらない安定した描写性能を備える。グリスアップしたシルキーな操作感でフォーカス操作を行え、極めて大きなボケとともに写真表現を楽しめるという。その他の主な仕様は以下の通り。
- 対応マウント:バヨネット式VMマウント
- 焦点距離:50mm
- 口径比:1:1(F1)
- レンズ構成:7群9枚(GA×1、非球面×1)
- 絞り羽根:12枚(虹彩絞り)
- 絞り:F1~F16
- 最短撮影距離:0.9m
- 最大径×全長:73.6×55.0mm
- 重さ:484g
なお、コシナ自社生産によるGAレンズ採用製品は「SUPER NOKTON 29mm F0.8 Aspherical」に続いて本製品が2つめ。