女優の中村ゆりかが主演を務める、テレビ東京の新ドラマParavi枠『部長と社畜の恋はもどかしい』(2022年1月5日スタート 毎週水曜 24:30〜)のキャストが10日、明らかになった。

左から中村ゆりか、竹財輝之助

左から中村ゆりか、竹財輝之助

同作は志茂による同名コミックの実写化作。三度の飯よりも仕事が大好きな社畜OLの主人公・丸山真由美(通称:まるちゃん)は、ある日の会社の飲み会後、酔った勢いで「定時に上がる」ことをモットーとして働く堤司部長と一線を超えてしまう。堅物なイメージとは違い優しい部長を好きになってしまったまるちゃんだが、翌日「俺たちは大人だからわかるよな?」と言われてしまう。残業女子と定時男子、仕事のやり方も考え方も全く違う2人のもどかしすぎる恋模様が描かれる。

「定時に上がる」ことをモットーとして働く、まるちゃんが恋してしまった総務部の部長・堤司治役に竹財輝之助、まるちゃんの後輩で推しのために働くアイドルオタク・三森さとみ役に小野莉奈が決定。また堤司の部下で、堅物な堤司にも物怖じせず話すほどの強者な総務部社員・草野優一役の永田崇人、まるちゃんとは同期で「まるこ」「ハイジ」と呼び合うほど仲が良い、仕事大好き人間な営業部のエース・拝島高志役の佐野岳、「コンプライアンス遵守!」が口癖でハードワーカーなまるちゃんを見張っている労務管理責任者・諌山基役の丸山智己が出演する。

竹財輝之助 コメント

オファーをいただいたときは、部長と社畜?? ラブコメだと!? と一瞬不安になりましたが、原作とプロットを拝見しましてなんて楽しそうな、僕としてはチャレンジングなやりがいのある役だなーと思い、お引き受けしました。堤司部長は演じるには難しい人ですね。言葉足らずのポーカーフェイス。裏に隠れた感情をどう表現するか悩ましいです。うーむ。僕も言葉足らずの事が多々あるのでそこはなんとなく共感できるかなと思います。一見すると仏頂面の何を考えてるか分かりづらい堤司部長ですが、なかなかカワイイ人なので、監督と相談して表情だったり表現だったりを探りながら、堤司部長の人生を楽しみたいと思います! 意外と...というと失礼ですが仕事に対する考え方が変わるかもしれません、この作品。でも軽い気持ちで”ムズキュン”して下さい。少しでも皆さんの癒やしになれる作品にしたいと思いますのでどうぞご期待くださいませ。

小野莉奈 コメント

脚本を読んだ時、この作品は学園物の恋愛とはまた違う大人っぽさ、ドキドキ感、色気があるなと思いました。それぞれが大人だからと遠慮して相手に気持ちを伝えなかったり、素直になれなかったり、読んでいてこちらももどかしかったです。三森は自分ではない人のために生きて、生きるために働く。三森から推しへの愛をものすごく感じました。私は誰かを推すという経験はないのですが、誰かのために努力をする気持ちは分かる気がします。私の場合、誰かのために頑張る時、ものすごいパワーを発揮する事があって、その原動力の大きさに自分でも驚きます。私自身は三森とは真逆のタイプですが、世間ではオタクと呼ばれる人がキラキラして見えて羨ましくも思っていました。今回このような役をいただけてとても嬉しいです。思いっきり楽しんで演じたいと思います!このドラマは出てくるそれぞれの役が個性的でとても面白いです。自分はどのタイプに似ているかな?と探して見てみるとまた違う視点で楽しめるのではないかと思います!

永田崇人 コメント

台本を読んで、主人公2人のすれ違いが、なんと人間的で、なんと愛おしいのだろう!!と思いました。読みながらそんな2人が可笑しくて、とても楽しかったです。自分自身も考えすぎる部分があって、よくこの状態に陥ってる気がします。台本を読んだ時は、草野は失礼なやつだな。でも、そんな自分勝手なところは可愛いな、なんて印象だったのですが、衣装合わせの時に、スタッフさんがご用意してくださった役柄の説明を見て、「一周回って自分らしく生きている」と書いてあり、まるで自分のことを書かれているのかと思うほどでした。草野は自分に似ている部分がたくさんあるので、そんな部分が表現できたらいいなと思っています。この物語は題名にもあるように社畜の会社員のお話なのですが、そことは離れた、時間軸でマイペースに草野を演じたいなと思っています!このドラマは視聴者の皆様の周りでも起こっているような、身近なお話だったりするので、まるで自分の事のように感じることも出来るし、はたまた、面白おかしくも観れるドラマだと思います。このドラマを観て、たくさんの人が癒されたらいいなと思います。

佐野岳 コメント

台本を読んでみて、「働く事」と「生きる事」というのはとても密接していると感じました。生きがいを感じる時は、働きがいのある仕事をしている時で、いうなれば僕もまるこ(丸山真由美)とハイジ(拝島高志)と同様に社畜なのかもしれないです(笑)。時代と共に変わりつつあるある体制に翻弄されながらも、「本質的に働くとは何か」を問う今作は、新しい労働のバイブルになる気がします。ハイジはこの作品の中で、まること提司部長の2人のことを本人たちより理解しているキャラクターなのではないかという印象を受けました。様々なシーンで2人を見つめるハイジの「目」から物語を察する事が多かったです。視聴者のみなさんにはそれぞれのキャラクターを自分に置き換えながら是非見てほしいです。きっと幸せになれる新しい答えが見つかると思います。お楽しみに♪

丸山智己 コメント

オファーをいただいた時は久々の恋愛ドラマに小躍りしました。台本を読んでみると疑似恋愛をしているような没入感があって恥ずかしながらドキドキしてしまいました。さらに中村さんと竹財くんが演じられると思うともう期待値爆上がりです。諌山はルールや秩序を遵守するタイプの人間であまり感情を表に出さないタイプの人かなと思いつつ、どこかにおかしみのようなものも持ち合わせている人なのかなと思います。自分自身とはタイプは違いますが共感できるところは多々あります。現場のキュンキュンした空気を密かに吸い込みつつ、少し空気が変わる存在としての諫山を、存分に楽しみたいと思います。この作品はドキドキしたり切なくなったり毎日が少し楽しくなるドラマになると思います。どうぞお楽しみに。

(C)志茂・ぶんか社/「部長と社畜の恋はもどかしい」製作委員会 (C)志茂/ぶんか社