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【この記事のエキスパート】
フードアナリスト・日本箸教育講師:市岡 充重
2005年、朝日新聞地域情報誌のライターとして取材執筆活動をスタート。2014年、フリーライターとして独立、個人事務所iworks を設立。
2013年にフードアナリスト、及び日本箸教育講師の資格を取得し、以後、数々の飲食店や生産者、料理人を取材し、食にまつわる情報や食の魅力を高いレベルで発信。
2020年2月、エゾシカ産業に挑戦する北海道釧路市の人々の奮闘を綴った『北海道ジビエ物語』(シーソーブックス)を共著で出版。
手軽に栄養がとれて飲みやすいのがゼリー飲料。運動後の水分補給からビジネスマンのリフレッシュ用、子どもの栄養補給にもなります。この記事では、ユーザーイチオシの商品、フードアナリストの市岡充重さんと編集部がゼリー飲料の選び方、朝バナナやinゼリー、カロリーメイトなど厳選したおすすめ商品を紹介します。
ゼリー飲料の魅力とは
ゼリー飲料はパウチ容器に入っているので、忙しいときや移動中にも片手で気軽に栄養補給ができます。値段も手頃でどこでも手に入りやすいゼリー飲料の魅力についてご紹介しましょう。
効率よく栄養補給ができ、食事代わりになる
ゼリー飲料はフタ付きなので、必要なだけ補給したら保管できるのでとても便利です。どこでも手軽に購入できて、食事代わりになるのも魅力です。
また、ニーズに合わせて必要な栄養成分を補給できるのもゼリー飲料の特徴。毎日の食事だけでは不足がちになる栄養素をいつでも摂取できます。味のバリエーションも豊富なので、飽きずにおいしく楽しめます。
※一度開封して飲み残した飲料には雑菌が繁殖するおそれがありますので、冷蔵保管し、なるべくはやく飲み切りましょう。
腹持ちがよく、ダイエット中でも使える
ゼリー飲料はダイエット中の方に適しています。というのは、腹持ちがよいので飲むと満腹感を得やすく、食事の食べ過ぎを抑えることができるからです。
ダイエットにはカロリー制限が重要ですが、ゼリー飲料にはカロリー表示がしてあるので自分に適したものを選べます。
また甘みのある商品が多いので、糖分を控えたいダイエット中の方の間食にもぴったりです。
病気や体調不良でも手軽に補給ができる
病気や体調不良のときは食欲がなくなりますが、そのようなときにふさわしいのがゼリー飲料です。必要な栄養補給ができるだけでなく、のど越しがよいので食欲不振でも摂取できます。
風味もフルーツ味など工夫されており、病気や体調不良でも飲みやすく、気分のリフレッシュにもなります。食事ができなくても必要な栄養素を補給できるので、体力を取り戻すためにも役立つでしょう。
ゼリー飲料の選び方
ゼリー飲料にはいろいろな種類があります。ここでは購入するときの目安になるように、選び方のポイントについて説明します。
使う目的で選ぶ
大事なポイントは目的に合わせたゼリー飲料を選ぶことです。目的別の選び方を具体的にご紹介します。
スポーツ前など、腹持ちをよくするなら高エネルギーを
スポーツをする方がゼリー飲料を選ぶ場合は、高エネルギー系のものが適しています。栄養表示をチェックしてカロリーの高いものを選びましょう。
高エネルギーのゼリー飲料は腹持ちがよく、スポーツの途中で空腹感を覚えることなく集中できるのがメリット。朝は食欲がないといって朝食抜きの方にも高エネルギーのゼリー飲料は向いています。
ダイエット中は低カロリーなもの
ダイエットが目的なら低カロリーのゼリー飲料を選んでください。ダイエットで避けたいのは栄養不足になることですが、低カロリーのゼリー飲料なら必要な栄養を補いながら、カロリーを抑えられます。
小腹を満たせるというのがゼリー飲料の特徴ですが、じょうずに活用すればまさにダイエット向きです。空腹感を満たすための間食には、お菓子よりもゼリー飲料を使った方が食べ過ぎ防止になります。
栄養補給ならビタミン豊富なもの
ヘルシーな生活を送りたい方はビタミンが豊富なゼリー飲料を選びましょう。毎食、栄養バランスの整った食事をするのはたいへんですが、ゼリー飲料なら可能です。栄養表示成分をチェックして、ビタミン類が多く配合されているものが適しています。
また病み上がりの方や体調が不安定な方にも、ビタミンが豊富なゼリー飲料は適しています。ただしビタミンには摂りすぎてはいけないものもあります。一般的に、脂溶性ビタミンであるビタミンA、ビタミンDは過剰症のおそれがあることが指摘されています。病み上がりの方は医師に相談してから摂取したほうがよいでしょう。
飲む頻度が高いならコスパも意識
ゼリー飲料をよく利用する場合は、値段も選ぶときのポイントです。1個あたりの値段はわずかでも、飲む回数が多くなるとコストがかさみます。
スーパーなどのプライベートブランドなら値段も抑えられます。常温保存できるため、激安店でまとめ買いしておくのもコストを抑えるには有効です。まとめ買いするときは賞味期限もチェックしてください。
フードアナリストがアドバイス
成分表示をチェックして、目的に合わせて選んで
【エキスパートのコメント】
忙しくてゆっくり食事ができないときや、必要な栄養素を手軽に補給したいとき、ダイエット中で食事の量を減らしたいときなどに便利なゼリー飲料。ただ、種類も豊富なので違いをよく知らないまま、選んでいる方も多いのでは?
高エネルギータイプや低カロリータイプ、ビタミン豊富なタイプなどさまざまな種類があるので、選ぶ際は目的に合った商品かどうかをよく確認しましょう。
ゼリー飲料おすすめブランド・メーカー紹介
手軽に水分補給や栄養補給ができるので人気のゼリー飲料ですが、いろいろなメーカーから発売されています。ここでは5つのブランドについてご紹介します。
森永乳業
森永乳業は1917年(大正6年)創業で、日本を代表する乳製品メーカーのひとつです。果実を使ったゼリー製品は種類が多く、とくにゼリー飲料では赤ちゃんや子ども向けに力を入れています。
「森永ジュレシリーズ」は1歳から飲めるゼリー飲料を発売しており、誤飲防止に配慮してキャップを大きくしたり、飲みやすいストロー付きなどの工夫もしています。
赤ちゃんや子どもが不安なく飲めるように、着色料・香料・保存料・人工甘味料が不使用なのも特筆ポイントでしょう。
味の素
「味の素株式会社」は1909年(明治42年)創業で、日本の調味料(うま味)を研究開発してきた企業です。とくにアミノ酸の働きと食習慣、高齢化におけるヘルシーな課題に取り組んでおり、ゼリー飲料にも反映されています。
ゼリー飲料を代表する商品がアミノ酸やクエン酸を配合した「アミノバイタル」シリーズです。スポーツや忙しいビジネスパーソンのエネルギー補給飲料として人気があります。
オリヒロ
「オリヒロ」の創業は1972年で、ヘルシー食品の製造販売を行なっている会社です。本社のある群馬県は蒟蒻(こんにゃく)の産地として知られており、オリヒロのゼリー飲料は蒟蒻を原材料としています。
ピーチやマスカット、ライチなど果実を使った飲みやすいゼリー飲料で、低カロリーやカロリーゼロの商品が多いのが特徴。季節の商品などもあり、ゼリー飲料に力を入れている企業です。
森永製菓
森永製菓で販売している代表的なゼリー飲料といえば「inゼリー」シリーズです。かつては「ウイダーinゼリー」の愛称で親しまれていました。
「inゼリー」のラインナップは豊富で、おいしく手軽にプロテインを摂取できるものから、桃やマンゴーなどのフルーツ食感のもの、エネルギーやマルチビタミンなどを補給できるものなど、用途に合わせて選べるのが特徴です。
ちなみに森永乳業は系列が同じグループ会社です。
日本コカコーラ
炭酸飲料で人気の「コカコーラ」にもゼリー飲料があります。「ミニッツメイド」ブランドで発売されている「朝バナナ」で手軽にエネルギー補給ができて、たんぱく質やカルシウム、各種ビタミンなども含まれているゼリー飲料です。
ミニッツメイドは果実の豊かな味わいを大切にしながら、朝に必要な栄養素を手軽にとれる製品を手がけているのが特徴。「朝バナナ」のほかにも「朝マンゴ」や「朝リンゴ」などのゼリー飲料もラインナップされています。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)