NTTPCコミュニケーションズ(NTTPC)、ネットリソースマネジメント(NRM)、セイコーエプソンは12月9日、バイタルデータと働き方に関する業務データを収集することで、一人ひとりに異なる最適な働く環境を客観データとして把握するため、実証実験をワークラボ函館で実施すると発表した。
ワークラボ函館は、NRMが2020年に設立した「働く空間」から生まれる「データ」で「働き方」を変え、「働く」に関わる人の幸福度を上げる事を目的としたラボラトリー。はこだて未来大学と共同で研究を進めているほか、函館市と連携協定を締結している。
実証実験では、脈拍などのバイタルデータから客観的な心的情報を把握する。具体的には、NTTPCの「みまもりがじゅ丸オフィスプラン」で、集中度合いやこころの前向きさなど主にラインケアとして客観的に活用される心的情報を、エプソンの「Epson View」で、緊張や興奮などの自らのこころの状態など主にセルフケアとして個人が活用できる心的情報を把握する。NRMの働き方改革アプリケーション「WORKS.REPORT(働き方レポート)」では、業務用パソコンで利用したアプリケーションの作業ログなどからどのような業務をいつ実施したかなどの業務データを可視化する。
これら2つの心的情報と業務データを組み合わせ、可視化することにより、個々人がどのような業務をどのような場所で行うと、最も集中し、リラックスして効率的に業務を実施できるかを検証する。