学情は12月9日、「課外活動と自己PR」に関する調査結果を発表した。調査は11月19日~29日、2023年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生415名を対象にインターネットで行われた。
調査によると、コロナ禍に、「サークル」「ボランティア」「アルバイト」などの課外活動や、ゼミ・研究会などの活動について「影響があり、ほとんど活動が出来なかった」「どちらかと言えば影響があり、あまり活動できなかった」と回答した学生は56.4%。
そこで、就職活動の自己PRにおいて何をアピールしようと思っているのかを聞いたところ、1位「アルバイト」(44.8%)、2位「ゼミ・研究会での活動」(28.2%)、3位「高校生のときの取り組み」(19.5%)という結果に。
「就活では、課外活動などの取り組みを例に自己PRをすることが一般的であったが、その課外活動を満足に出来なかった学生が多くいる」と同調査。2割近くの学生が「アピールする内容を検討中」(19.3%)であることもわかった。
続いて、「就職活動で希望する結果を得ることに自信がありますか?」と質問したところ、67.7%の学生が「自信がない」「どちらかと言うと自信がない」と回答。
自信が持てない理由を聞くと、「自己分析が出来ていないから」(55.2%)、「周囲と比較して就活準備が出来ていないから」(50.5%)、「希望する業種や職種が決まっていないから」(46.6%)が上位に。また、次いで「インターンシップに参加出来ていないから」(45.9%)、「周囲がどの程度就活準備をしているか分からないから」(43.4%)、「サークルやボランティア活動ができず自己PRが難しいから」(29.5%)と続き、コロナ禍で「学生生活を満足に送ることができなかったこと」と関連する回答が多くあがった。