予測不可能な行動を取るのは「動物あるある」。何気なく彼らを見ていたら、「これは!」と思う瞬間に出会い、思わずカメラのシャッターを切ってしまった……という人もいるのではないでしょうか。今回、ご紹介するのは、まさしく奇跡の瞬間をおさめたRyostory1124 保護猫写真家(@ryostory1124cat)さんのツイートです。

  • (タップで拡大)

    (タップで拡大)

  • (タップで拡大)

    (タップで拡大)

  • (タップで拡大)

    (タップで拡大)

凄いのが写ってた見たいw
#ねこちゃん #猫写真 #東京カメラ部(@ryostory1124catより引用)

投稿された写真は3枚。どれも真剣なまなざしで、ファインダーをのぞく1匹の猫の姿をとらえています。三脚を抱えるようにぐぐっと背伸びした姿は、この瞬間をのがすまいと必死にカメラ操作をしているプロのカメラマンのよう。ちょっと首をかしげながら、ハンドルに手(前足)を添えた写真は「ウーン、ちょっと違うな」とカメラの位置を微調整している様子にも見えますね

この愛らしい写真はまたたく間に話題となり、12月8日時点で5.2万件のいいね 1.5万件のリツイートを記録。

「おお! カメラニャン」

「ぴーんと伸びた足がかわいい」

「揃えた後ろ足がかわいいです」

「きっとアイドルのグラビア撮影にゃん」

「何が撮れたかすごく気になりますね」

「前世はきっと名のある立派なカメラマンだったに違いない」

「なんて可愛いフォトグラファー」

などのコメントも寄せられました。中には

「あーそうそう! その表情とポーズいいね~! って言ってそうw」

「あーーー! 世田谷の友猫浮気してるじゃん!」

「これが、噂のEOS 5dか…」

など、猫さんの写真に合わせてアフレコする人もいました。

今回、この写真を撮影した投稿者さんは、アカウント名でもわかるように、保護猫写真家として活動されています。保護猫の写真を撮影するだけでなく、ミルクボランティアなど動物保護活動も行っているそう。もともと写真が趣味だった投稿者さんが本格的に保護猫の写真を撮り始めたのは3年程前のこと。一眼レフで撮影した猫ちゃんの写真を見たボランティアさんや友人がとても感動したため、写真の力で何か出来るかもしれないと始めたのがきっかけだったとか。

ナイスショットとなった今回の写真ですが、投稿者さんは保護猫写真を撮影する際、猫ちゃんの健康状態を一番気遣って写真を撮るようにしています。ストレスを与えないように気を配り、外猫ならなるべく遠くから撮影。コミュニケーションが取れて仲が良くなった猫ちゃんでも、シャッター音はサイレントモードにしているそうです。

投稿者さんによると、今回の写真を撮影したのは、2021年の2月頃。その時のエピソードについて聞くと

「猫ちゃんはヒモ等で遊ぶのが大好きでよくカメラストラップで遊びます。三脚にカメラを置くと、慣れた猫ちゃんだったら勝手に遊んでくれます。その様子を望遠で遠くから撮っていると、たまにこのような面白い写真が撮れます」

とのこと。写真撮影の荒技として、「漁師さんから『魚の匂いをつけたら面白いんちゃう?』と言われ、ファインダーに匂いをつけた」ことも明かしてくれました。「でも心の中では嫌でした(笑)」と正直な気持ちを吐露してくれた投稿者さんですが、お魚の匂いに釣られ、猫ちゃんがたくさん寄ってきそうですね。

主にミルクボランティアをして子猫の保護活動をしているという投稿者さん。InstagramなどのSNSも使い、保護猫のことをより多くの人達に知ってもらえるように投稿を続けています。これからどのような写真がアップされるか楽しみですね。