ビズヒッツは12月7日、「転職理由に関する意識調査」の結果を発表した。調査は10月9日~28日、入社後1ヶ月以内に転職した経験のある383名(女性223名/男性160名)を対象にインターネットで行われた。
入社後すぐに転職した理由を聞いたところ、「人間関係への不満」が断トツの1位に。「上司・先輩との相性が悪かった」「経営者の態度が傲慢だった」など、特定の人との関係がうまくいかなかったケースが多かったほか、「職場全体の人間関係がギスギスしていた」という声も目立った。
続く2位は「求人内容との相違」。「仕事内容や労働環境が、求人票や面接での説明内容と違った」という声が多数寄せられた。3位には「仕事内容への不満」がランクイン。「仕事内容が合わなかった」「会社の扱う商品に魅力を感じなかった」「想像以上にプレッシャーの大きい仕事だった」などの回答が寄せられた。
以下、4位「社風に馴染めない」、5位「労働環境への不満」、6位「職場環境が悪い」、7位「教育体制が不十分」と続いた。
続いて、入社後1ヶ月以内に転職した経験のある人に「いつ転職しましたか?」と聞いたところ、入社2週間以内に転職した人が56.9%と、6割近くを占める結果に。また、「3日以内」という人も18.8%いるなど、かなり早い段階で転職・退職している人も多いことが明らかに。
そこで、「入社後すぐに転職してよかったですか?」と尋ねたところ、94.5%が「よかった」「まあよかった」と回答。「心身が楽になった」「もっといい職場に出会えた」などの声が多かったほか、「早く転職することで、切り替えがうまくいく」「すぐに辞めたので、履歴書に短期離職した職歴を書かなくても不自然ではない」という声も寄せられた。
一方、入社後すぐに転職して後悔している人からは、「次の転職で不利」という意見が多く、「辞めたはいいが、その後の転職活動に苦労し、採用までに10ヶ月近く要しました」という体験談も。また、「会社に迷惑をかけてしまった」という意見も目立ったほか、人間関係が原因で辞めた人からは「合わない上司以外はみんないい人だったから」「よくしてくれていた人からは残念がられたから」といった声も寄せられた。