シェアリングエコノミーの家事代行マッチングプラットフォーム「タスカジ」を運営するタスカジは、「家庭内(ジェンダー間)の家事ギャップと家事代行利用の実態調査」を12月6日に発表した。本調査は11月7日~15日の期間、タスカジ依頼者ユーザー351名を対象にインターネットにて調査を行った。

  • 家事代行を利用し始めて良かったと思いますか

はじめに家事代行利用に満足しているかどうかを尋ねると、「30~50代の夫婦のみ世帯・ファミリー層(*以下ファミリー層)」の約9割は家事代行利用に満足していることがわかった。

家事に対するストレスの軽減、プロの手を借りることで暮らしやすくなったこと、また家族や自分の時間を捻出できたことが高い満足度に繋がっているという。

  • 家事代行の利用前後を比較して、男女間で見る家事比率(女性の依頼者ユーザー)

  • 家事代行の利用前後を比較して、男女間で見る家事比率(男性の依頼者ユーザー)

また、「ファミリー層」の男性依頼者世帯では家事を夫と妻でほぼ折半している一方、女性依頼者の場合は家事代行利用前における女性の家事負担は8割と、夫婦間での家事ギャップが大きかった。

家事代行の利用により女性の家事負担は6割まで低下するも、夫の家事負担は2割と依然家事ギャップは大きく残っているようだ。

  • 家庭内で家事の分担がうまくいくために大事なことは何だと思いますか(特に重要と思うことを3つ選択

そこで、「家庭内で家事の分担がうまくいくために大事なことは何だと思いますか」と尋ねると、男女ともに「夫婦間のコミュニケーションや信頼関係」が最も重要だと考えていることが判明。

また、女性は「相手の作業に文句を言わない」「家事の量や内容を見える化」することをより重視し、男性は女性以上に「家事代行サービスの利用」が有効だと考える傾向があるなど、家事分担における男女間の違いが見えてきた。

※男性依頼者ユーザーはサンプル数が少ないため参考値