「くいもの屋 わん」など居酒屋チェーンをメインに手掛けるオーイズミフーズが、メキシコ料理店「MEXICAN DINING AVOCADO HOUSE 難波」(以下:AVOCADO HOUSE)を2021年11月20日(土)にグランドオープン。国内でも希少な「プレミアム リッチ アボカド」を全ての料理に使用しているということで、どんなお店なのか大阪まで足を延ばしてチェックしてきた。
メキシコカラーのカラフル空間も魅力
お店の場所は、大阪メトロなんば駅19番もしくは20番出口から徒歩1分ほど。多くの飲食店がひしめく繁華街の中にあっても、思いっきり目立つピンク色の外観なのですぐわかるはず。メキシコカラーを基調とした店内もカラフルで、訪れるだけで楽しく明るい気分になれるはず。座席はキッチンに面したカウンター席から、テーブル席まで52席が用意されており、場所ごとに違うデザインでメキシコ旅行にやってきたような雰囲気だ。
料理は、メキシコと隣接するアメリカ合衆国のテキサス州発祥で有名な「TEX-MEX(テクス・メクス)」料理がベースになっており、トウモロコシ、唐辛子、豆類を使ったワカモレ、タコス、ケサディーヤなど伝統的なメキシコ料理をはじめ、ファフィータ、ブリトー、ナチョスなどアメリカナイズされ世界的にも親しまれている料理で、「プレミアム リッチ アボカド」の旨味を引き出すメニューが揃っている。
アボカドふんだんのメニューを実食
まず最初にいただいたのは「アボカドハウスのシーザーサラダ」(1,408円)。
アボカドのタメがあるところに乗っている卵黄と一緒にアボカドをナイフでカットして混ぜていただく。アボカドの濃厚な味が卵黄と相まって、今まで食べたシーザーサラダで一番美味い!と本気で思った。
アボカドはコクがあるけれども意外と爽やかな果実感もあって食べやすい。一般的には流通していないワンランク上のアボカド、というのも頷ける。
6種類のハバネロソースを自由に使うことができるので、サラダに中辛と書かれた瓶のソースを加えてみたら中辛でも結構辛い!でもアボカドのマイルドさと合わさるとさらに美味しく感じられた。
ドリンクは、ノンアルカクテルの「トロピカルシャイン」(550円)。オレンジ、マンゴー、パインジュースがミックスされており、フルーツの果肉もマンゴー、パイナップル、パッションフルーツが入っている。上品な甘酸っぱさで結構さっぱりした味。
続いて食べたのは、「チキンファフィータ」(1,848円)。テーブルに運ばれてくると、スタッフさんが香りづけのためにテキーラをかけてフランベしてくれた。結構な勢いで炎があがってビックリ。
トルティーヤにチキン、アボカド、野菜を乗せて、2種類のソース(緑がサルサヴェルデ、赤がサルサロハ)をかけて豪快にかぶりつくと、あっさりした味のチキンがアボカドのコクと相まって絶品。チキンは店内で下処理で低温調理しており、かなり柔らかくてとても食べやすい。ドリンクのおかわりで飲んだラムベースのカクテル「ハリケーン」の爽やかな果実の味にもピッタリ。
さらに、メキシコといえばタコスということで、「ガーリックシュリンプ」(748円)、「アボカド」(638円)の2種類のタコスをいただいた。
両方ともトマト、唐辛子、パクチーなどが入ったソース「サルサ・メヒカーナ」とにんにくマヨネーズがかかっており、「アボカド」には上に削ったチーズが乗っている。どちらも具材の味が調和していてパクパクあっという間に平らげてしまった。
また、「アボカド」の方はトルティーヤの色が違うのは、ピンク色のとうもろこしの粉を使っているから。トルティーヤは生地をお店で練っている自家製なんだとか。デザートには、パンケーキのようなふんわりした軽い食感の生地にアイスが乗った「デザートタコス」もいただいて、大満足。本当にどれも個性的で美味しい料理だった。
スパイスを抑え気味にするなど、現地で食べられている料理よりは日本人でも食べやすいように工夫しているという。手間暇かけていることがキッチンのスタッフさんのテキパキした仕事ぶり、どれも美味しい料理から伺えた。テクス・メクスならではの豪快な料理なようでいて、じつに繊細な下ごしらえと調理がなされていることが美味しさの秘訣のようだ。
SNS映えするカラフルな店内で、美味しい料理を食べて気分も晴れやかになるAVOCADO HOUSE。友だちや会社の同僚と一緒にわいわい楽しんでもいいし、1人でフラッと寄ってカウンターでカクテルを飲みながら料理を楽しんでも良し。是非一度足を運んでみてほしい。
●information
「MEXICAN DININIG AVOCADO HOUSE難波」
大阪府大阪市中央区難波3-3-4難波日大ビル 1F
営業時間:月曜~金曜 17:00~25:00
土日祝 11:30~15:00/17:00~25:00