南海電気鉄道、南海りんかんバス、三井住友カード、QUADRAC、ビザ・ワールドワイド・ジャパン、小田原機器はこのほど、南海電鉄16駅の改札と高野山内の路線バスで実施中のVisaのタッチ決済による入出場の実証実験を、約1年間延長すると発表した。
南海電鉄の16駅の改札および高野山内の路線バスにて実施されてきた同実証実験の期間は、今年の12月12日までの予定であったが、これまで、利用者の増加や定着に寄与することを確認できたのと同時に、本格導入に向けた課題や解決方法の知見を集めることができたものの、新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言等の対応措置により、当初の目的として掲げていたインバウンド旅客を中心とした利用者の利便性に関する仮説の検証ができていない状況が続いている。
こうした状況を鑑み、データを検証することで、インバウンド旅客に対する受け入れ基盤の整備を推進することを目的に、このほど実証実験を約1年間延長。2022年12月11日まで継続するという。