お笑いコンビのおぎやはぎがこのほど、都内で行われた中京テレビ・日本テレビ系バラエティ特番『どこかで見たことある雰囲気バラエティー! #っぽいネタ』(1月3日16:30~)の収録後に取材に応じ、ゲストのSixTONES・ジェシーに厳しい評価を下した。
この番組は、日常のどこかで見たことあるようで…見たことない、実在するようで…実在しない「っぽいネタ」を人気芸人たちが披露。MCのおぎやはぎと、ゲストの若槻千夏とジェシーが審査する。
収録を終えて「1月3日っぽよね~」と、ご満悦のおぎやはぎ。矢作が「元旦は王道のちゃんとしたネタ番組が見たいもんね。2日もそれにつながる感じの。3日目あたりはちょっと崩したいもんね(笑)」と言うと、小木は「ちょうど箱根駅伝が終わったそのまま客を持ってこれそうな。日テレでね、そのままいけるんじゃないかっていう」と、編成の流れを期待した。
ネタ数は30にもおよぶが、矢作は「すごい多かったんですよ。良いなと思ったのは、『そうでもないな…』と思ってもすぐ次のが来るから大丈夫(笑)」と弾の豊富さに安心感を述べ、小木も「ハズレがあっても、パッパッといくから見やすいんだよね」と同意した。
ゲストについて、矢作は「若槻はバラエティ番組を全部知ってる人なんでね、『#っぽいネタ』っていう番組のタイトル聞いただけで『はいっ、分かりましたー』っていうタイプですよね」と全幅の信頼。一方で、「ジェシーは、“っぽい”ことを全く言えないタイプ。『#っぽいネタ』には向いてないかもしれない(笑)」と厳しい評価だ。
小木が「“っぽい”というところの世界で過ごしてないんでしょうね。普通じゃないから」と分析すると、矢作は「“っぽい”って普通の感覚を持ってないとダメじゃないですか。あいつはやっぱり変わってるんだよね。一緒に飲みに行ったことはないですけど、2時間くらい飲んでても何も話が進まない感じがする(笑)。でもいい奴だからさ、飲みに誘いやすそうだし、仲良くなりそうな気はするんだけど、やっぱり重要な話はできない」と想像。小木は「(っぽいネタが流れる)モニター見てても、他の人と全然違うところで『っぽい』って1人で言ってますからね。ズレてるんだよなあ」と、しみじみ語った。
改めて、今回のネタを振り返ってもらうと――
矢作:1つ目のパニーニの「お年玉もらったのに全然喜んでないっぽい子供」は、オープニングに相応しい。
小木:一発目はこれだろうなって、(放送)作家陣も全員言ったと思う。
矢作:これはもうお手本。っぽい界の勝俣(州和)さん。最初の番組に勝俣さん呼んでおけば間違いないから。
小木:そうそう。これは素晴らしかった。
矢作:岡野(陽一)は全然っぽくなかったけどねー。「世の中にそんなおじさんいないのよ」っていうのをやってた。
小木:蛙亭の中野は、たぶん髪型にこだわってると思う。ああいう細かいディティールをちゃんとしてるんですよね。
矢作:ああいうときに「芸人ってすごいなあ」と思うんだよね。「普通そんなとこ気づかないよ」ってところにこだわるのを見たときは、すごいと思っちゃうんだよな。
他にも、ずる、ヒコロヒー、ザ・マミィ、そいつどいつ、レインボー、ビスケットブラザーズ、金の国、スクールゾーン、紺野ぶるま、永野、たつろう、THE GREATEST HITS、おばたのお兄さん、カカロニ、伊東先生、わらふぢなるお、サルベース、さくらだモンスター、アイロンヘッド、ぐりんぴーす、パルテノンモード、みんなのたかみち、八幡カオル、トンツカタン、オオシロ大魔神が出演する。