テレワークの在宅勤務が増えると、普段より水分補給することが増えませんか? 筆者は夏場に冷たいお茶、冬場は緑茶やコーヒーをよく飲んでいます。特に冷たい飲み物は、お風呂上りに飲むなど冬場も夏場と同じくらい必要です。
そうなると、常に作り置きしたお茶が冷蔵庫にある状態が理想。ただ、100均のプラスチック容器を自宅で使っていますが、水出しだと冷えるのに時間がかかったり、冷蔵庫の中で場所をとったりとイマイチ使い勝手がよくないのが気になるところでした。
そんな中、12月1日よりサーモスが1年中使えるスリムなステンレスポットを発売したと聞いたので、同社で実物を見てきました。
ポットの技術を冷水筒に反映
発売された「サーモス ステンレスポット(TTD-1000)」(5,500円)は1.0Lタイプの、ステンレス製魔法びん構造ポットになります。「飲み頃温度」を長時間キープでき、冷たい飲みものでも本体からの結露でテーブルがぬれないのも特徴です。
同社でプロモーションを担当する笹渕真由美さんは、「ステンレスポットはサーモスの定番商品ですが、大々的に売れるものではありませんでした。
そこで在宅勤務で冷水筒を使う方に聞き取りをしたところ、『冷蔵庫の場所をとる』『毎回冷蔵庫から取り出すと扉の開け閉めが多い』『落として割れる』など不満の声が上がったのです」と開発の経緯を紹介します。
こうして、同社のポットの技術を冷水筒に反映した本製品が誕生したそうです。
また、1L用のお茶パックが入る「お茶パック入れ」付きなので、抽出後はパックを簡単に取り出せるのもいいですね。筆者の自宅の冷水筒は麦茶パックを入れっ放しで、真っ黒になりがち……。
それ以外にも、注ぎ口が両側にあり「どちらから」でも注げること、洗いやすいので手入れが楽、フタは取り外して洗えるので衛生的なども毎日使うことを考えるといいですね。
個人的には、洗う時に本体へ手を入れて洗えるのが嬉しい! しつこい茶渋などの汚れをゴシゴシできます。さらにステンレスは丈夫なので、長期間使えることも今のエコな時代にピッタリではないでしょうか。
男前なお弁当箱
次に紹介されたのが、男性向けの一段式お弁当箱です。
「サーモス フレッシュランチボックス(DAA-800)」(オープン価格)は、アルミ製の本体・フタとも内側に「ふっ素コーティング」を施してあり、汚れが落ちやすく、水切れもスッキリするのが特徴。
同社はフライパンを出していますが、その技術が生かされているそうですよ。
色はネイビーとシルバーが用意され、見るからに質実剛健な印象を受けます。これは確かに「漢」向けですね!本体、ドーム型のフタ、仕切り、ベルトというシンプルな構成で、中性洗剤に限りますが、食洗器に対応しています。
そして、笹渕さんが、「フタのパッキンはタブ付きで着脱のしやすさが特徴です。開発担当者が最後の最後までこだわった部分なんです!」と開発時のエピソードを明かしてくれました。
実際、筆者も試してみましたが、スルッと取り外しでき、着ける時もスムーズ!これは地味ですが、使い心地よいと思いました。ここで素朴な疑問で、パッキンは経年劣化するものですが、その場合はどうなのでしょう。
笹渕さん「素材がシリコンということもあり、弊社では1年間経てばチェックしてもらい、使用に支障があるようなら交換をお願いしたいですね。全サーモス製品が同じですが、部品も販売しているので、店舗に取り寄せなどしてもらえればと思います」。
パッキンの値段は220円。オンラインでも購入できますが、送料がかかるので、お店での取り寄せがベターですね。製品の容量は800mlなので、男性でも満足できるボリュームが入りそう。
ちなみに、フタがベルト留めですが、他社製品であるような、ロック機構は考えなかったのでしょうか。尋ねてみると、これも理由がありました。
笹渕さん「ロック機構は安心感がありますが、逆に壊れやすいという側面もあります。それがダメになり買い替えとならないよう、長く使ってもらえる仕様にしています」。
なお「密閉性はほぼ変わらない」そうなので、安心して飯をガシガシ詰め込めますね!
オンライン飲み会や会議で活躍しそうな製品も登場
今回は、この2製品以外にも、大容量1Lサイズの「サーモス 真空断熱ジョッキ(JDK-1000)」(6,600円)や、真空断熱ジョッキにグラデーションカラーを施した「サーモス 真空断熱ジョッキ(JDK-600C/720C)」(6,050円/6,600円)なども発売。
自宅でのオンライン飲み会やオンライン会議で活躍しそうです。