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【この記事のエキスパート】
フードアナリスト・日本箸教育講師:市岡 充重
2005年、朝日新聞地域情報誌のライターとして取材執筆活動をスタート。2014年、フリーライターとして独立、個人事務所iworks を設立。
2013年にフードアナリスト、及び日本箸教育講師の資格を取得し、以後、数々の飲食店や生産者、料理人を取材し、食にまつわる情報や食の魅力を高いレベルで発信。
2020年2月、エゾシカ産業に挑戦する北海道釧路市の人々の奮闘を綴った『北海道ジビエ物語』(シーソーブックス)を共著で出版。
自宅でパンを焼くときに、生地を膨らませたり風味を出したりするのがドライイースト。この記事では、フードアナリストの市岡充重さんからのアドバイスをもとにドライイーストの選び方の説明と、おすすめ商品、ユーザーの口コミを紹介します。
ドライイーストとは
ドライイーストとは、パンを膨らませるために使用するイースト(酵母)を乾燥させたものです。生イーストに熱処理を加えて、顆粒状にしています。生タイプに比べてさらさらして扱いやすく、発酵力の安定や日持ちがする、値段が安いなどがメリットです。
また、直接、材料に混ぜて使えるという使い勝手のよさもメリットといえるでしょう。
手作りパンの「美味しさ」に欠かせない!
ドライイーストはいくつもの種類があり、作りたいパンの種類や作る頻度に合わせて選ぶことで、ふっくらしたおいしい手作りパンを焼くことができます。
扱いやすいので、気軽に使用できる半面、正しく使わないとパンがうまく膨らまないことも。ドライイーストを選ぶポイントや使う際のコツを理解できれば、発酵もうまくできるようになります。
使い方や保存の方法などは記事の後半で紹介しています!
ドライイーストの選び方
ドライイーストの選び方をチェックしていきましょう。フードアナリスト・市岡充重さんのアドバイスもご紹介しています。ポイントは4つです。
【1】ドライイーストの種類
【2】内容量、包装タイプ
【3】予備発酵の有無
【4】生地の種類に合わせる
自分にぴったりのドライイーストを選ぶために参考にしてみてくださいね。
ドライイーストの種類で選ぶ
ドライイーストは、生イーストと違って顆粒状ですが、いくつか種類があります。どれを買えばいいのかわからない、それぞれの違いは何だろうなど、迷うこともあるでしょう。
ドライイースト、インスタントドライイースト、セミドライイースト、天然酵母を紹介します。それぞれの特徴と、作りたいパンの種類にあわせて選んでみてください。
生パン酵母を長時間低温乾燥した「ドライイースト」
ドライイーストは、イースト菌という生のパン酵母を、長時間低温乾燥させて粒状にしたものです。発酵力が安定しているので、家でのパン作りに適しています。
酵母が休眠状態にあるため、使うときにはぬるま湯で発酵力を復活させる予備発酵をしましょう。ひと手間がかかりますが、長期保存が可能である便利な面もあります。
手に入りやすい「インスタントドライイースト」
インスタントドライイーストは、市販で手に入りやすく、無糖生地用と加糖生地用があります。ドライイーストよりさらに短時間で乾燥させ、乳化剤をプラスしたタイプで、どんなパンも焼くことが可能です。
発酵力が強く、予備発酵の必要がないので、パン作り初心者にもおすすめ。ドライイーストよりも劣化が早いので、使い切るように心がけましょう。
長期保存できる「セミドライイースト」
セミドライイーストは、安定性、効力、使いやすさなど、ドライイーストと生イーストの特徴を合わせ持つイーストです。イースト臭を感じさせないふんわりとしたパンを焼くことができます。
冷凍保存や長期保存ができるのも便利。パン作りをしたあとに、あまった分を冷凍保存すれば、次回にそのまま使うことができます。形状はサラサラとした顆粒状です。
素材の風味を生かす「天然酵母」
天然酵母は、自然に付着している酵母菌を培養しているため、素材によって、風味が異なるパンを焼くことができます。イーストにくらべて発酵力が弱く、予備発酵をしたり発酵時間をかけたり、量を増やしたりするなどの工夫が必要です。
ドライタイプは、乾燥させた天然酵母を粉末状にしたもの。さまざまな酵母が生み出す、独特な味わいや香りを楽しむことができます。
内容量や包装タイプで使い分ける
ドライイーストは休眠状態ではありますが、生きている菌であるため、日にちが経つと劣化します。劣化すればパンの膨らみが悪くなることもあるので、パンを焼く頻度に合わせて容量を選びましょう。
ドライイーストには、個包装タイプと大袋タイプがあります。どちらが自分に合っているのかチェックしてみてください。
分量がわかりやすい「個包装タイプ」
休日や週末にゆっくりとパンを焼いているなど、たまにパンを焼く程度なら、個包装が便利。使い切りタイプのほうが保存の手間もはぶけます。小分けにしてあるので、分量がわかりやすいのが特徴です。
パン作り初心者や使ったことのないドライイーストをお試しで使う場合にもぴったり。気に入ったら、大袋の購入も考えてみましょう。
コスパが高い「大袋タイプ」
毎日パンを焼きたいなら、容量の多い大袋タイプがおすすめ。個包装よりもたくさん入っているので、コスパ面もいいのが魅力です。注意したいのは、イーストの劣化。一度開封した後は、日数が経過すると膨らみが悪くなっていきます。
ドライイーストが使いきれずに残ってしまったら、しっかり密封し、冷蔵や冷凍保存してください。短期間で使いきれる量を選ぶといいでしょう。
予備発酵の有無をチェック
パンを作るうえで、重要な工程が発酵です。失敗したくないなら、予備発酵の有無を確認しましょう。インスタントドライイーストは、予備発酵が不要です。
パン作りに慣れていないなら、インスタントトライイーストを選ぶのもいいでしょう。購入するときには、そのまま使えるタイプなのか、予備発酵が必要なタイプなのか、チェックを忘れないようにしてください。
生地の種類に合わせる
ドライイーストによっては、低糖生地用と多糖生地用があり、使う砂糖の割合で決まります。作りたいパンの種類に合わせて、ドライイーストを購入しましょう。
フランスパン・食パンは、低糖生地用。菓子パンやブリオッシュ、パネトーネは、多糖生地用になります。オールマイティのタイプもあるので、使い分けしてみてください。
フードアナリストがアドバイス
ドライイーストは家庭でのパン作りや初心者にぴったり!
【エキスパートのコメント】
パン酵母には、自家培養した「天然酵母」や「生イースト」など色々な種類がありますが、パン作りの初心者や家庭で時々作るといった程度の方なら、手軽で扱いやすいドライイーストを使うのがおすすめ。
予備発酵が不要なインスタントドライイーストならさらに扱いやすく、スーパーなどでも入手しやすいので、まずはこちらから試してみるといいでしょう。