Wi-Fi機器における認証プログラムの実施や相互接続の検証などを行う米Wi-Fi Allianceは12月2日、幅広いIoTデバイス向けのWi-Fi認証プログラム「Wi-Fi CERTIFIED HaLow」を国内向けに正式発表した。
Wi-Fi CERTIFIED HaLowは、1GHz未満の周波数帯域となるサブ1GHzを使い、1kmの長距離かつ低消費電力で接続できることが特徴。無線技術はIEEE802.11ah規格として策定されており、スマートホームデバイスのほか、工場、農業、交通といった長距離かつ障害物を貫通する通信が必要なIoTデバイスに適するという。
また、低消費電力での接続も特徴で、センサーやパーソナルウェアラブルデバイスなどの利用にも適する。セキュリティはWPA3をサポート。
Wi-Fi Allianceによると、Wi-Fi HaLowデバイスは現在、産業環境での利用が多いが、近い将来には個人向けのスマートホーム製品でも長距離通信かつ低消費電力で使えるようになるとし、2022年には出荷数が1,000万個以上に拡大するとしている。