アイデムは11月30日、「仕事探しに関するアンケート調査」の結果を発表した。調査は10月2日~11月5日、総合求人サイト「イーアイデム」から10月中に求人に応募した会員409名(男性42.5%、女性57.5%)を対象にインターネットで行われた。

  • 新型コロナウイルス感染症の影響

    新型コロナウイルス感染症の影響

仕事探しをしている理由に「新型コロナウイルス感染症の影響」があるかを聞いたところ、36.2%が「ある」と回答。その割合を希望雇用形態別にみると、「派遣社員」で46.9%と最も高く、次点は「正社員」で41.4%という結果に。一方、「契約社員または嘱託社員」では23.8%と、4分の1未満にとどまった。

  • 求人に応募した理由(正社員希望)

    求人に応募した理由(正社員希望)

続いて、正社員雇用を希望する人に、自身が応募した求人を選んだ理由を尋ねたところ、「希望する仕事内容だから」(50.9%)、「自宅から通いやすいから」(46.4%)、「能力や経験を生かした仕事ができそうだから」(41.1%)が上位に。

新型コロナウイルスの影響の有無との関係をみると、「感染症影響あり」の人は「感染症影響なし」の人よりも「自分が求める福利厚生が充実していたから」が10.3pt、「交通費が全額支給されるから」が9.6pt、「会社の知名度が高いから」が9.4pt高く、一方、「感染症影響なし」の人は、「感染症影響あり」の人よりも「希望する仕事内容だから」が12.6pt、「企業風土が自分に合っていると感じたから」が9.3pt、「自己啓発・キャリア形成を支援してくれそうだから」が6.3ptが高く、かねてからの希望の業界や仕事を重視する人がより多いことがわかった。

  • 求人に応募した理由(パートまたはアルバイト希望)

    求人に応募した理由(パートまたはアルバイト希望)

一方、パートまたはアルバイト雇用を希望する人の場合では、「自宅から通いやすいから」(57.7%)、「希望の勤務時間数・日数が選べるから」(40.5%)、「希望する仕事内容だから」(37.7%)が上位に。

「感染症影響あり」の人は「感染症影響なし」の人よりも「労働時間・通勤時間を気にせず柔軟な働き方が選べそうだから」が9.7pt、「すぐに働き始められそうだから」が6.3pt、「能力や経験を生かした仕事ができそうだから」が5.6ptが高かった一方、「感染症影響なし」の人は、「感染症影響あり」の人よりも「希望の勤務時間・日数が選べるから」が7.8pt、「扶養の範囲内で働けるから」と「憧れの業界だから」が4.0pt高かった。

また、非正規雇用を希望する人に、社会保険への加入希望について尋ねると、「社会保険加入有無はこだわっていない」が最も多く41.0%。次いで「社会保険に加入できる仕事につきたい」(31.1%)、「社会保険が適用にならない職場、範囲で働きたい」(18.3%)と続いた。