JR九州は30日、今年9月から運転見合わせとなっていた特急「はやとの風」について、12月25日から期間限定で運転を再開すると発表した。2022年3月21日まで運転予定とされ、その後、車両は新D&S列車「ふたつ星4047」へと姿を変える。

  • 特急「はやとの風」が12月25日から期間限定で運転再開。来年3月21日が鹿児島での最後の雄姿に

特急「はやとの風」は鹿児島中央駅から吉松駅までの区間を1日2往復し、全車指定席で運転される。12月25日の運転再開後、来年1月10日まで毎日運転。その後は土日祝日を中心に運転される。最後の10日間となる3月12~21日は再び毎日運転となる。

指定席券は乗車日1カ月前の10時から販売されるが、12月25~30日運転分は12月1日10時に発売。九州の駅弁ランキングで3年連続1位を受賞した駅弁「百年の旅物語 かれい川」と、「熊本・鹿児島九州新幹線駅弁シリーズ2021」で総合優勝となった「花の待つ駅 かれい川」の車内引換券も数量限定で発売される。駅弁の車内引換券はJR九州の「みどりの窓口」で「はやとの風」の指定席券を提示することで、乗車日2日前まで購入できる。

  • 「はやとの風」の展望スペース

  • 「はやとの風」の運転日

  • 「はやとの風」の停車駅と時刻

「はやとの風」にちなんだ記念きっぷと特別仕様の台紙のセットも販売するほか、肥薩線沿線の地元の人々が停車駅で「はやとの風」の乗客におもてなしを行い、客室乗務員が企画した車内でのおもてなしも実施予定となっている。