朝日放送テレビは11月25日、「子どもの習い事に関する調査」の結果を発表した。調査は8月7日~11日、⼩学⽣までの⼦どもを持つ親231名を対象にインターネットで行われた。
お⼦さんにどんな習い事をさせているかを聞いたところ、断トツで「⽔泳」(42%)がトップとなり、次いで「通信教育」(22%)、「英会話」(20%)と続き、学習系と運動系(基礎体⼒系)が上位に。
習い事の費⽤としては、「5,000〜10,000円未満」(39%)や「10,000〜15,000円未満」(26%)が多く、平均⾦額は1万2,174円という結果に。昨年と⽐べて、44%の人が「増えた」と回答しており、「やや増えた」(10.9%)と合わせると、半数以上の人が「昨年よりも子どもの習い事の費用が増えている」ことがわかった。
次に、習い事に関する悩みを聞いたところ、「送迎の⼤変さ」(52%)、「費⽤の⾼さ」(46%)、「準備やサポートの⼤変さ」(35%)が上位。また、「自分が自由に使える時間が少ない」(15.2%)や「仕事や家事への負担が大きい」(8.7%)という悩みを抱えている人も一定数見られ、送迎や準備、サポートに追われた結果、⾃由な時間が少なく、仕事や家事への負担を感じている人が多いよう。
一方、習い事をさせてよかったこと・嬉しかったこととしては、「体⼒や運動能⼒の向上」(61%)が最多に。次いで「⾃信をつけたこと」(39%)、「学校以外の友達が増えたこと」(30%)と続き、子どもの心身の成長が促されたことに価値を感じている人が多かったほか、コミュニケーションの広がりにメリットを感じている人も。
「好きな習い事をさせたい」という思いと 、⼀⽅で「家族との時間・⾃分の時間」の確保が難しいというジレンマがうかがえる結果となった。
今後習わせたい習い事としては、「英会話」(37%)、「楽器、⾳楽教室」(26%)、「⽔泳」(24%)、 「プログラミング」「ダンス」(ともに22%)が上位に。
習い事の選び⽅の意識について聞いてみたところ、「⼦どもの個性にあった」「⼦どもがやりたがる」「⼦どもの成⻑や将来に役⽴つ」習いごとを選びたいという⼈がほとんどで、「兄弟や友達が習っている習い事を選びたい」「オンラインでもできる習い事を選びたい」と考える人は少数となった。