全国的に紅葉が見頃を迎えています。赤や黄、そして茶色に染まった山々は見るものを虜にします。

……ん? 赤、黄、茶? この色の組み合わせって、もしかして……!!

できました
(@hamacreamより引用)

  • (@hamacreamより引用)

落ち葉アートでアンパンマンを作り出したのは、奈良県の高校で美術教員をされているツイッターユーザー「はまー(@hamacream)」さん。

そう、秋を彩る紅葉カラーは、ちょうどアンパンマンの配色だったのです。

言われてみれば「なるほど」ですが、そうそう思い至るものでもありません。
目の付け所の良さはもちろん、実際に落ち葉でアンパンマンを作り出せるだけの芸術性もお見事という他ありません。

この芸術性、かつどこかホッコリするな作品はツイッターで大きな注目を集め、ツイートは5.1万件のリツイート、31.1万件のいいねを獲得(11月26日時点)、称賛のコメントも続々と寄せられました。

「通りすがりのおばちゃんですがステキです。夫と共に心ワクワクしました」

「すごーい!! 芸術!! 自然界にある色、好きです」

「完成度高すぎです! 」

「アクリルのケースか何かで雨風防ぎたい位の完成度! 」

「毎年紅葉を見る時にどこか懐かしい気持ちになるのはなんでだろうと思ってましたが、幼少期に大好きだったアンパンマンの配色だったからなんですね。謎が溶けました」

「こっこれは! 子供たちが群がるやーつ! シンプルにすごいです! 」

「落ち葉を並べて作られたアンパンマン、これぞ芸術作品です」

「そこはかとなくディテールが細かくてスゴい」

「新しい顔作るのも大変だし取り替えるのも大変そう」

制作者のはまーさんに聞いてみた

ところでこの完成度の高い紅葉アンパンマン、どのようにして作ったのでしょう? さっそくご本人に詳しい話をお聞きしました。

ーー落ち葉アートを上手に作れるコツなどがございましたら、教えていただけますか?

こだわっている点は落ちている葉っぱのみで作ることです。日本の四季が織り成す自然の美しさを味わいながら、色の個性を楽しむことです。

そして、難しい点はとにかく風との戦いなんです。良くも悪くも、葉が1枚動くだけで随分と印象が変わります。でもそこが面白いところでもあります。根比べですね。

ーーこの作品を作った想いなどを改めてお聞かせいただけますでしょうか。

朝晩冷え込むようになり、子どもたちが少し疲れているように見えたので、ちょっとでも元気が出ればなぁと作りました。ちょうど卒業式まであと100日だったので「げんき100ばい」のポーズを作りました。

ーー作品を作った場所は校庭なのでしょうか? 生徒の皆さんはこの作品を見て、なんとおっしゃっていましたか?

日曜日の校庭で作りました。部活帰りの生徒や先生が見てくれて、リアクションは「すごい」「かわいい」「写真撮っていいですか」「今年はアンパンマンか」が多かったです(笑)。


考えてみれば、落ち葉でアートが作れること自体が新鮮。皆さんもぜひ、学校や公園でチャレンジしてみては? ただし、強風にはくれぐれもご注意を!