アスマークは11月25日、「収入と貯蓄に関する調査」の結果を発表した。調査は11月4日~8日、全国20~50代の有職者800名(性年代・未既婚均等)を対象にWebアンケート方式で行われた。
「貯蓄額(土地や株など現金ではない資産を除く)」を教えてもらったところ、「100万円未満」(16.3%)、「500〜700万円未満」(9.4%)、「300〜400万円」(8.5%)が上位に。
また、2015年度調査と比べると、貯蓄総額が少ない「100万円未満」(2015年度25.3%→今回16.3%)や「100〜200万円未満」(同11.9%→6.1%)層が減少。特に、「男性20-30代既婚」「女性20-30代未婚」「女性40-50代既婚」層で貯蓄総額100万円未満が10pt以上減少しており、貯蓄総額が増加傾向であることがうかがえた。
毎月の貯蓄額についても同様に調べたところ、2015年度に比べ、1万円未満の貯蓄額の層が少なくなり、貯蓄をしていない層に変化がみられないことから、相対的に貯蓄額が高くなっていることが明らかに。性年代別にみると「女性40-50代未婚」は1~3万円未満だった貯蓄額を5~10万円未満に増額しているほか、「女性40-50代既婚」でも貯蓄をしていなかった層が貯蓄をするように変化しているよう。一方で、「男性20-30代未婚」で貯蓄をしない層が大幅に増えていることがわかった。
貯蓄理由については、2015年・2021年調査ともに最多回答である「老後資金のため」が、2015年度調査時より増加傾向に。特に既婚者で顕著だった一方で、「男性20-30代未婚」が唯一、低くなっていることが判明。
さらに、「あなたは、現在の収入について、どの程度満足していますか?」と質問したところ、全体的には収入に対する不満は減少傾向であるものの、満足している人は増えておらず、また、「男性20-30代未婚」が収入への満足度が高まっている一方で、「女性20-30代未婚」の満足度が低くなっており、同世代で同じ未婚でも性別で傾向の違いが顕著に表れる結果となった。