日本テレビ系ドラマ『二月の勝者 ―絶対合格の教室―』(毎週土曜22:00~)に出演する俳優の今井隆文が、28日に放送された同局のトーク番組『イントロ』(毎週日曜25:25~ ※関東ローカル)に出演した。

  • (左から)柳楽優弥、今井隆文、瀧内公美=日本テレビ提供

「桜花ゼミナール」塾講師、国語・社会担当の木村大志役を演じる今井は「黒木先生(柳楽優弥)が正しいことをズバズバ言うので、正論すぎて何も言えないんですよ」と、現場でも黒木の迫力に圧倒されていると言う。また、柳楽については、「憑依型というか、役がフワッと降りてきてる感じがするので、(黒木は)本当に怖い」とのこと。一方で、「笑うとかわいいんですよ、柳楽くん。すごく真面目なシーンなのに、本番中にニヤニヤしだして…」と、絶対に笑ってはいけないシーンでみんなを笑わせようとイタズラを仕掛ける意外な一面を明かした。

今井は自分の出演シーンがなくても頻繁に撮影現場へ行くそう。「暇なときはちょっと早めに行って助監督をやってます」という。実は20歳の頃、助監督をしていた経験があるといい、「今の現場は仲が良くて、僕が助監督をしていたことを知ってる人もいるし、人手が足りないと聞いたので、『手伝いましょうか』って」と、ドラマの現場では珍しい“俳優兼助監督”という立場になっている。

実際に演技をするのと助監督として外から見るのとで、何か違いはあるのか。「演劇だと自分の出番がないときは袖で台本を見ながら人のお芝居を見たりもするけど、映像の現場で自分が俳優になってからはそれをやったことがなくて。この間、井上真央さんのお芝居を見ていたら、『めちゃくちゃ細かいニュアンスをいっぱい入れてる!』って気付いて。カラオケの採点のように、僕の中でどんどん加点されていくんですよ。すごい技術だと思って、めちゃくちゃ勉強になりました」。

スタッフ側に立って演技を俯瞰で見ることで新たな気付きが得られるが、それ以上に、「一番は、やっぱり楽しいこと。みんなで何かを作るのが楽しいので」と、“俳優兼助監督”としてドラマ作りをとことん楽しんでいるそうだ。

そんな今井が自らカメラを回し、共演者に12月4日放送の第8話の見どころをインタビュー。柳楽優弥は「島津順くん。家族でゴタゴタがある中で、どういう決断をしていくのか。動きがある回!」と、家庭内でトラブルを抱える生徒・島津順(羽村仁成)をキーマンに挙げる。一方、桂歌子役の瀧内公美は「最後に恐ろしいことが起こる8話!」と意味深な一言を放った。

地上波では放送されなかった未公開シーンはYouTubeで配信されている。