アイドルグループのHey! Say! JUMPが、26日に放送された日本テレビ系音楽番組『MUSIC BLOOD』(23:30~)に出演した。

  • Hey! Say! JUMP=日本テレビ提供

初のジャニーズ事務所所属のゲストで、MC2人の知り合いがいるということで、いつもよりテンション高めにスタート。田中圭が「今日はざっくばらんにやっていこうかな」と言うと、千葉雄大は「ちょっとお友達の名前を読んでみて」と促し、田中がセットの裏で待機中の山田涼介に名前を呼ぶものの、よく伝わっていなかったせいか、意味不明な返答が返ってきて2人とも困惑気味となってしまった。

あいさつを済ませると早速、噛み合わなかったオープニングトークの答え合わせ。田中が「俺は“山田ンゴムシ”って呼んだんだけど」と言うと、山田は「よく聞こえなかったから“田中こぶし”って返しました」と、噛み合わなかった原因を解決。その後、田中は山田とドラマで共演した際、絶対に仲良くなれないと思ったと回想する。

「カッコつけている嫌なやつって勝手に思っていたけど、実際に接してみたらヤベエやつでした(笑)」と、仲良しならではの砕けた感じで話すと、山田は「僕からしたら圭ちゃんはすごくいいお兄ちゃんです」と、笑顔で応えた。

その後、デビュー15周年の話題に。デビュー当時の映像が流れると「みんな若い!」(薮宏太)、「もっと見たい!」(伊野尾慧)と盛り上がりを見せる。

デビューして38日後には東京ドームで単独ライブを開催し、すさまじい人気を誇っていたものの、当時はあまりピンときていなかったらしく「どれほどすごいことなのかが分かっていなかった」という山田。有岡大貴は「とにかくガムシャラでした」、知念侑李が「八乙女がとにかく恐かった」と打ち明けると、当の八乙女光は「舐められたくないという気持ちが強くて、当時が一番尖っていました」と笑顔で振り返った。そんな八乙女に対し、薮が「当時はまだ、天然&おバカキャラはバレていなかったから」とぶっ込む。

ただ尖っていたことには理由があるそう。八乙女は「当時は、『僕と薮がグループを引っ張っていってくれ』と事務所の人に言われていたので、すごく必死だったのだと思います」と打ち明けた。

そして話は、2013年の山田のソロデビューについて。当時の心境を山田は「ソロデビューが決まるタイミングで、グループでの舞台公演も決まったんです。これからグループで頑張っていこうという時に、自分だけデビューするのはおかしいと事務所の人に訴えました。この時、初めて事務所とぶつかりました。ただメンバーからは、『山田が1人で頑張ることは、グループにとってもいいことだから』って言ってもらい、だったらやってみようと思いました」と明かす。ソロデビューをしてから考え方が変わったそうで、「ライブの作り方など、自分からアイデアを発信することでHey! Say! JUMPらしさが作れると気づきました」と話した。

山田のソロデビューは、他のメンバーにも良い影響があったそう。知念は「それまでの山田は尋常じゃないほど忙しかったので、体調が本当に心配でした。でもソロデビューを経て、山田が大変な時は、より積極的にみんなでカバーをするようになりました」といい、中島裕翔も「ずっと山田に頼りきりで、自分たちは非力でした。それまで1人でグループを引っ張ってくれてきた姿を見て、さらにソロデビューを果たすということで、僕らもより一層頑張らなきゃって思いました」と語る。そんな中、伊野尾は「当時僕は大学に通っていたので、ドラマ『オレンジデイズ』みたいなキャンパスライフを謳歌していました」と、しっかりオチをつけた。

続いての話題は、グループのことについて。山田は「事務所の中では中堅グループなのですが、良くも悪くもデビュー当時から変わらないイメージが強いみたいで、全員アラサーというと驚かれるんです。フレッシュに思われるのは悪いことではないですが、ただそれだけでもいけない」と切り出す。

そんな思いから生まれたのが、謎の8人組ボーイズグループ・Honey Beeとして「狼青年」を披露した、YouTubeでのパフォーマンス。山田は「今は色んな発信ができるのに、これをやらない手はないと思い、みんなで相談してチャレンジすることに決めました」と経緯を明かした。

いつもと勝手の違うダンスでかなり苦労をしたと語るが、その分、反響も大きかったそう。薮は「Snow Manのメンバーがモニターの前で、『(こういうパフォーマンスができて)うらやましい』って言ってくれているのを聞いて、自分たちの色が出せたと実感できました。また正体は隠していましたが、ファンの方たちは気づいていたみたいでした。でも僕らの(正体を隠したいという)気持ちを汲み取って、あえて公言することなく、ずっと見守りつつ応援してくれてすごくありがたかったです」と、うれしそうに語る。さらに中島も「フレッシュなイメージがありつつ、『狼青年』で見せたような大人っぽい感じの“振り幅”というものは、グループとして武器になるなと思いました」と実感したそうだ。

今回のライブで披露し「狼青年」の見どころについて、山田は「『MUSIC BLOOD』限定で、衣装を新調しました。ダメージ加工が入ってワイルドな雰囲気になっていますので、そこをぜひ見ていただきたいです」とアピール。

新曲「Sing-along」の振り付けを担当した知念は「初めて振り付けをつけさせていただきました。老若男女、誰も手軽に楽しめる内容になっていて、『狼青年』との振り幅を感じていただけたらうれしいです」とコメント。MC2人でもすぐに踊れてしまうくらい簡単だということで、田中と千葉もチャレンジするも、どこかぎこちない感じに。あまりに不自然な動きを見せる田中に、山田は「なんかトイレを我慢している人みたい(笑)!」と大笑いしていた。

そして最後に、田中からの「今日のMCは何点でしたか?」という質問に対し、八乙女は「90点!」と回答。「だって真剣な話をしていても、2人ともちょいちょい茶化すから(笑)」と言われたMC2人は「次は100点を目指そう」と、強く誓っていた。

ライブでは、皆さん「よろしくお願いします!」と、律儀にあいさつをしながらスタンドイン。本番直前まで振り付けの確認をしつつ、各々でパフォーマンスの流れを入念にチェックしていく。発声練習をしながら談笑をしたりと、終始リラックスムード。メンバー同士の仲の良さが伝わってくる。

「Sing-along」は、真っ白な後光が射す中でライブがスタート。これに対し、「狼青年」では雰囲気が一変。赤や紫の光を浴びながらパフォーマンスは、妖艶かつ蠱惑的だ。