ファーウェイ・ジャパンがランナーに特化したスマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT Runner」を発表しました。ランニング能力を測定してくれるという独自機能を備え、特定ターゲットに特化した製品となっています。発売は12月10日、価格は34,980円です。

  • よりスポーティな外観のHUAWEI WATCH GT Runner

HUAWEI WATCH GT Runnerは、基本的なスペックは最新のHUAWEI WATCH GT 3を継承しつつ、ランニングに特化した機能を追加したスマートウォッチです。1.43インチAMOLEDディスプレイを搭載し、14日間のバッテリー駆動を実現しつつ、重さは38.5gと、HUAWEI WATCH GT 3の46mmモデルより4gほど軽量化しました。

ケースがポリマーコンポジット、ベゼルがセラミックとなっており、ステンレススチールだったHUAWEI WATCH GT 3とは素材が異なっています。軽量化を実現するとともに、位置情報を取得する際に電波を阻害せず、より高速に、正確に測位してくれるといいます。

  • 機能はHUAWEI WATCH GT 3を踏襲していますが、素材とデザインが大きく異なり、イメージもガラリと変わります

  • 裏面にはセンサー。もちろん24時間の心拍数モニタリングや睡眠モニタリング、ストレスモニタリングといった健康管理機能も備えています

HUAWEI WATCH GT 3が備えていた体表温度測定機能は非搭載ですが、その代わりにランナー向けにランニング能力指数やトレーニング負荷の測定ができるようになりました。

このランニング能力指数は、長距離ランナーの能力を定量的に表す指標で、過去のランニングでの心拍数の変化やペース、距離、頻度などの結果から、タイムの予測などを高精度に分析してくれるといいます。

  • ラグの部分も金属ではなく、ここに位置測位用のアンテナがあるため、GPSなどの捕捉が高速になっているそうです

運動中の血中乳酸濃度の上昇値を示すLT値を測定してくれるほか、疲労度、回復時間、トレーニング指数などの科学的な根拠にもとづいたトレーニングデータを提案してくれるそうです。

  • LT値の測位にも対応。こうした様々なデータを元にランニングのトレーニングデータを提案してくれます

アプリに搭載されたAIランニングコーチでは、1週間のトレーニングデータから翌週のランニングスケジュールを自動的に調整。リアルタイムの音声ガイダンスでランニング中の心拍数やペースなどを音声で知らせてくれるなど、ランナー向けに盛りだくさんの機能が搭載されています。

本体も38.5gに軽量化しているため、ランニング中にも邪魔になりにくそう。さまざまなランナー特化の測定をしてくれるので、頻繁にランニングする人の強い味方になってくれそうです。