• HUAWEI FreeBuds Lipstick実機。11月25日に開催されたファーウェイ新製品体験会にて

11月25日、ファーウェイから“口紅型”の完全ワイヤレスイヤホン(TWS)「HUAWEI FreeBuds Lipstick」が国内発表されました。

ヨーロッパで2021年10月に発表されていた製品ですが、早々に日本にも投入された形です。国内での発売は12月17日から順次、価格は21,780円。ヨーロッパでの価格が249ユーロ(約3万2,000円、1ユーロ=129.36円換算)であることを踏まえると、予想より低価格での投入となりました。

FreeBuds Lipstickの概要やスペックはニュース記事「リップスティック型の完全ワイヤレスイヤホン、2万円強で国内発売」に詳しく掲載されています。

このFreeBuds Lipstick、本体はすでに販売されているTWS「FreeBuds 4」と同等のものですが、FreeBuds 4では楕円形の充電ケースが付属するところ、FreeBuds Lipstickでは鏡面仕上げの四角いステンレス製ケースとなっています。

  • FreeBuds Lipstickを手に持ったところ。充電ケースのサイズはW27.4×D27.4×H70mm

  • 確かにLipstick(口紅)のような、ガジェットっぽくない完全ワイヤレスです

艶のあるブラックとゴールドのケースに載った赤い本体は、確かにLipstick(口紅)のよう。口紅にもさまざまな形がありますが、ダークカラーの重厚感ある四角いケースはよく見られる形です。

持ってみると、見た目に反してずっしりした重さが印象的。ステンレスという素材の影響もあるのか、充電ケースはFreeBuds 4のもので約38g(イヤホン無しの場合)ですが、FreeBuds Lipstickでは約84.5g(イヤホン無しの場合)です。

一般的な口紅よりは大きめですが、スティック型かつガジェット感がないため、(FreeBuds 4の楕円形ケースより)バッグに入れやすい形ではあると感じました。バッグから取り出すときやしまうときも、このケースからイヤホンが出てきたら人目を惹きそうです。

耳に挿す本体は、片方4.1gと軽量。ケースの重さに反して、本体の軽さも印象的でした。艶のある鮮やかな赤は、耳につけていてもそれなりに目立ちます。

  • 本体は耳につけていても目立つ鮮やかな赤色。本体をタッチすることで電話の応答、再生、一時停止などが可能。指をスライドさせて音量調節もできます

本体には14.3mmの大型ドライバーを内蔵。ごく短時間ですが視聴した限りは音質もよく、中低音も迫力ある印象でした。ただ開放型ならではの部分で、周囲の音もそれなりに入ってきます。デュアルマイクを備えたハイブリッドアクティブノイズキャンセリング機能があるため、テレワーク時など必要に応じてオンオフを調整したいところ。

本体を充電ケースにしまう際はマグネットで吸着し、落としにくくなっています。ちなみに充電ケースのフタもやや強めのマグネット接着で、安心感がありました。

  • 本体と充電ケース、そして充電ケースのフタの開け閉めはマグネットで吸着。強めの磁力で安心感があります

  • 充電インタフェースはUSB Type-C。充電中は本体を横にする必要がありそうです。ポートの上にはペアリングボタンを搭載

  • 約3㎝四方で高さ7㎝のケース。見た目より重いですが、特別感があります

  • 本体は4.1gと軽量。充電中はケースのランプが緑色に光ります。デバイスとの接続はBluetooth 5.2で、SBCとAACコーデックに対応

  • FreeBuds Lipstickは開放型の完全ワイヤレス。周囲の音もそれなりに聞こえますが、2つのマイクでノイズを効果的に打ち消すハイブリッドアクティブノイズキャンセリング機能も搭載しています

  • ケースは右(R)左(L)それぞれにあった形にくりぬかれています